授業01/フキダシはマンガ表現の基本のひとつ
「マンガ表現」という言葉から何を想像するでしょうか。
画力の上げるための「マンガの絵の描き方」を学ぶこと?
「人物の描き分け」とか「背景の描き方」とか「パースの描き方」とか色々ありますよね。
「ストーリーの作り方」とか「優れた演出の仕方」とかを期待される人もいるだろうと思います。
「画力を持ちストーリーも作れれば、マンガは描ける」と思われていた時代でしたが、最近はそれだけでは難しいらしいと理解しはじめたようです。
「画力」と「ストーリー構成・演出力」以外に何が必要なのかというと「マンガ表現力」です。
注:そもそも「マンガ表現力」という言葉など存在していなかったのですが、必要な能力をひとことで伝える用語がなかったので私が仮に設定した言葉です。
「マンガ表現力」に関しての教本は「マンガのマンガ/コマ割りの基礎編」と「マンガのマンガ/伝わるマンガの描き方編」しか(2022年現在)存在しません。
「マンガ表現力」を身に付けていただいて初めて「マンガが描ける」ようになります。
「マンガ表現」に関する教本は既に「マンガのマンガ」でまとめているのに、なぜ「超初級マンガ表現教室」という記事を書き始めたのかというと、「マンガのマンガ/コマ割りの基礎編」のもっと基本的な「マンガとはどういうものなのか」をまとめてみようと思ったからです。
学校での授業内容を新たに組み立てるため、必要な作業だと思ったことも動機の一つです。
というわけで、「超初級マンガ表現教室」のスタートです。
授業01/フキダシはマンガ表現の基本のひとつ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?