(16)シン・マンガのマンガ/マンガ表現研究編「ビジュアル言語」を掘り下げてみる
文章での表現で「文体」と呼ばれるように、「ビジュアル言語」にも文体のようなものがあるはずです。
研究No.16/「ビジュアル言語」について考える(その1)
小説は文章で組み立てられます。
書き方には作家の個性がありますし、「口語体」「文語体」といわれる大きな区別の形式も存在しています。
句読点の使い方も作家により様々で、文章の長さにも特徴があります。
作家独特の言い回しも存在するし、言葉の使い方も極個性的です。
その結果、作家ならではの特徴のある作品が誕生してくるわけです。
ストーリーマンガでそれに該当するものが「ビジュアル言語」だと思います。
コマの中に描かれる「ビジュアル言語」はマンガ家によって個性が現れますから、同じ内容でも演出としての表現が変わり、面白さに差が出てくるものです。
「著作権の問題」があるためマンガ家の先生の作品を使用するわけにはいきません。
「ビジュアル言語」の解説が可能なのは、自分のマンガを使用せざるをえませんのでご了承ください。
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