的確な表現ができているかどうかがまず大事
専門学校でマンガの講師を始めた当初は、「何をどう教えたらいいのか」皆目見当がつきませんでした。
「マンガの描き方」に関する市販されている教則本の基本的な内容は、道具の使い方・ペンの選び方・原稿用紙の使い方・カケアミの描き方・トーンの使い方・・・といった「マンガを描くための準備」が主でした。
ストーリーを組み立てるための「キャラクター設定」とか「起承転結」といった基本構造の説明なども多かったように思います。
「本を読めば分かるような内容」を授業で改めて教えるのはどうなのだろう?という疑問もあって、じゃあ何を授業で取り上げればいいのだろう?といろいろ考えました。
・・・で思いついたのが「とにかくマンガを描いてもらう」ということでした。
1ページで表現してもらい、その1ページに対してアドバイスをしてみることで「何かを伝えられるのではないか」と考えたのです。
しかし「1ページを描け!」と言われても描く方は困るだろうから、「テーマを与えて1ページを描く」ということで出した課題がこちら↓
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「ぼくはマンガ講師」と比べて、より「マンガ家志望者」に向けた内容を意識した記事になっています。
「マンガCOMマガジン」に掲載した「ぼくはマンガ講師」の特別版のまとめたマガジンです。 13ノートまとめて¥250です。
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