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【推しを創る】


推し活ってアイドルやアニメなどで広がっています。
若者を中心に推しがたくさん生まれています。


これって企業で何か活用できないだろうかと考える人もいらっしゃると思います。

社会的に未来が見通せない世の中になっていて
不安感がある中何かに没頭したいと言う氣持ちがあるのかもしれません。

また、コロナ禍で人と会うことからオンライン面談も明らかに拡大しました。
SNSで交流するのも圧倒的に増えています。



そんなデジタルな時代だからこそ
自分の推しがあっても、会社が学校でそんな話ができるとは限りません。
また仮にできたとしても認知がない人にとっては、熱量がないので張り合いがありません。
同じ推し同士だと高い熱量で語り合うことができます。
なのでSNSで知り合った方ともリアルで会うことに抵抗は少なくなるそうです。
もちろん、本当に推しなのか大丈夫な人なのかは会うまでに測っているそうです。


ビジネスでもSNSを通じて面談して、そのまま成約するということは当たり前になってきました。

それでは、推しの氣持ちを企業で例えるならどうでしょう。
それは、エンゲージメント、すなわち愛着心やファン化とも言えます。


愛着心を持ってもらうために一体どういった手順で進めれば良いのでしょうか?
そこでポイントとなるのが


『外をおさえるには中をおさえよ』です。

どういうことかと言うと
通常企業販促は、外に向けられたものです。
それはそうだよ!と言う声が聞こえてきそうですが…

よくある展開が、自社の自慢話やすごいんだぞと言う話になっていないかです。
・業界No.1
・福利厚生がすごい
・活躍する社員がいる
・実績多数
・こんな技術・建物・設備がある
など

でも推しの観点から行くと
愛着心は沸くでしょうか?

・応援したい氣持ち
・何かに没頭したい氣持ち
・同じ推しの話を共有したい氣持ち

人間は感情の生き物です。
物質的な価値感よりも精神的価値観、すなわち自分自身が感じる体験的なことの方がより愛着度が増すのではないのでしょうか。

そこでは物語と物語は一日で語られることではありません。
毎週、毎月努力している姿や活躍する姿、時には日常的なことも含め発信し続けている

なぜ、有名IPでもないV-Tuberが大きく受け入れられるのか?
その1つの答えとして、毎週それこそ毎日配信し続けていたからという面があります。
会社のコンテンツに社員を大いに関わらせてみましょう。
その関わりの中で
事務的なものや作業的なものよりももっと重要なのは
・ターゲットの立場ならどう思うのか?
・ターゲットの共感をうむ悩みや将来はどうなるのか?
・それを物語化するとどうなるのか?
などより擬似体験を増すようなワークショップ形式で行うことです。

そうすることで社員自らが主体的に動くようになり、
自らの意見を出して、その中で喜びが生まれ
成果物の運用も楽しみになります。

そのことを僕らは
『共創チームビルディング』と呼んでいます。

この手法は、マンガ作りと運用を通じて行っています。

その社員の好き・楽しい・ワクワクすると言う氣持ちこそが熱量となり
外部に対してもファン化が促されるのです。
作り手が楽しければ楽しいほど、受け手にもそのエネルギーが伝わります。

鬼滅の刃1つとってみても
原作マンガでの熱量をさらにアニメ化する段階でも連続するシーンを繋げ発想力をふんだんにつぎ込んだからこそあれほどの素晴らしいアニメに繋がったのだと思います。
その熱量は、一般の我々にも日本国内のみならず世界中のファンを生むことになりました。
社内の熱量が、社外に伝播する…

みなさんの会社の熱量は伝わっていますか?


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