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#1. NST配属のきっかけ


病院薬剤師のまねぴです。
2022年度にNST専門療法士の試験を受験したのですが、ここまでの道のりについて段階別にお話ししていこうと思います。
今回はチーム配属のきっかけについて。

ほぼ強制加入

私のNST(栄養サポートチーム)配属は、1年目の秋に薬剤部長から打診(?)されたことがきっかけでした。

「ICTとNSTどっちがいい?」

食堂で出会った薬剤部長が、私と同期に問いかけました。
やりたい?とかではなくどっちがいい?です。やらない選択肢はありませんでした。
※ICTとは感染制御チームのことで、院内の抗菌薬適正使用についてサポートを行います。

チーム活動か…正直やりたくないな…めんどくさいし…

私は当時やる気のない新人で、チーム活動自体に大して興味はありませんでした。それよりほかの基本業務を覚えて、慣れていくことを優先したい。必須じゃないならやりたくない。先輩に聞かれでもしたら引っぱたかれそうな「イマドキの新人」だったのです。

しかし部署の長からの勅命とあらば、ゴネるのは得策ではない。
ならせめて絶対やりたくない業務だけは避けようと判断し、選んだのがNSTでした。
私は学生のころから抗菌薬や細菌についての領域が大の苦手で、それを専門としていくようなICTだけは避けたい!消去法でNST!という、非常に不純な動機でNSTを希望したのです。

幸いもう一人いた同期はICT希望で、「じゃ、それで!」と揉めることもなくすんなり話が進みました。時間にして3分ほどです。
これから先の専門領域が決まる大切な場面でしたが、新人薬剤師のみなさんはこうはならないように、日ごろからどの分野に進むか考えておくことをオススメします。

配属のきっかけ、ストーリーのはじまりということでそれっぽく桜のサムネにしてみましたが、やる気もなにもあったもんじゃない。(やる気あふれる医療者の方々すみません)
おそらく死んだ顔でNSTヤリマスと申し出たことでしょう。生物学ならまだ得意だし、先輩もいるし、最前線に立つわけでもないし。何とかなるっしょ。なんて軽く考えていました。

他施設に異動のある病院なので、結論から言うと割とすぐチームの主担当になるわけですが、仕方なく・なんとなくで配属の話を受けてしまったのでした。

#2 .へ続く




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