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選択肢を減らす~服10着で冬を過ごした話~

キャンピングカーで過ごした98日間、
そんなに荷物は持って行けなかったので
冬でも自然と10着程度に収まりました。

厳選に厳選したパーカー4枚に、
ズボンが3本、上着が3枚。

服を車内に積んだときは
これで足りるのだろうかと不安になりました。

しかし数が少ないことは
意外にも良いことだらけでした。

お気に入りのものしかないから
着たくない服がない。
良い意味でどれでもいいし、
洗濯の順番もおのずと決まってくるので
今日はこれ、明日はこれ、と
着るべき服が決まってくる。

予定によっては
着る順番が前後することもありましたが
(カチッとした美術館に、パーカーと
オーバーオールで行くのは気が引けた)
ほとんど困ることはありませんでした。

何よりも、
服に関するストレスが激減したのを感じました。

ただ、減らすのにはポイントがありました。

服を10着にするとき、大切なことは
【本当に気に入ったもの】
【組み合わせやすいもの】
のふたつを選ぶことだと思います。

本当に気に入ったものなら毎日でも着たいので
迷う理由が少なくなります。
しかし、気に入ったものだけだと全身が成り立たない
可能性があるので、組み合わせやすい
ベーシックな色や形のものを取り入れます。

こうしてできた10着で
コーディネートを6~7通りほど考え、
洗濯の都合に合わせながら
順番に着ていきます。

減らす、捨てるなんて
積極的にやりたい人は少ないかもしれませんが、
お気に入りを10着選ぶのは
思った以上に楽しい過程です。

それに、10着以外の服を
最初からすべて捨てる必要はありません。
10着だけハンガーにかけるなどして
そこで着まわすことが習慣になってきたら、
ほかの服がいらないことに気づくと思います。

服に限ったことではありませんが、
現代社会は選択肢が多すぎて疲れてしまいます。
選ぶ行為が小さなストレスになっていて
積み重なることで大きな疲労を生む気がします。

だから考えなくていいようにおすすめを教えてほしいし、
悩んだらすぐググってしまう。
ものを減らす、持たないという思想が
流行っているのも頷けます。

【生活を何か変えたい】【1日5分でも時間を生み出したい】
【荷物を減らしたい】【すっきりしたい】
こう思っていたら、ぜひやってみませんか。



★おすすめ著書★
「フランス人は10着しか服をもたない」ジェニファー・L・スコット

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