ROEだけを参照にしてはダメなんですね(新発見)
単にROEが高ければいいというのは間違っている可能性が高いんですね
私はROEを重視していますが、それだけでは誤った判断をしてしまうことを学びました
ROEを参照する際は、ROAと自己資本比率も参照すると良いそうです
まず前提として、ROEは、自己資本でどれだけ効率よく利益を出せているかの指標です
当期純利益を自己資本で割って求めます
自己資本比率が低い企業ほど、ROEが高くなる傾向がありますし、銀行からの借入などの有利子負債が多い企業もROEが高くなる傾向があります
このことから、ROEと一緒に自己資本比率も確認する必要があります
自己資本比率は、会社の総資本のうち自己資本の占める割合のことです
会社が潰れる可能性を示す指標で、40%を越えれば潰れにくいとされています
ちなみに自己資本とは、返済義務がないお金のことです(資本金、資本剰余金、利益剰余金など)
利益を出せている企業は、当期純利益が「利益剰余金」として毎年積み上がるため、自己資本は増えていきます
また、赤字(当期純利益がマイナス)が続くと、自己資本が食い潰されて減っていきます
コロナ禍などで業績悪化や赤字になると、自己資本比率が高い企業は持ち堪えられて、低い企業は持ち堪えられない可能性が高くなります
しかし、自己資本比率が高ければ高いほどいいということはなく、将来の業績成長のための投資を行わずに、お金を溜め込んでいると評価されることもあります
逆に、自社株買いは株主にとって喜ばれます。
自社株買いで自己資本比率は下がりますが、株式の数を減らすことで株価が上昇するためです
上記の自己資本比率と同じように、ROAも大切な指標です
ROAは、借入金などの他人資本を含めた総資産からどれだけ効率よく利益が出ているかを表す指標です
ROEが高くてもROAが低い企業は、借金が嵩んでいる可能性があり、経営が順調ではないこともあります
また、自己資本比率が高くて、ROAも高い場合は財務が安全で経営が上手い可能性があります
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