見出し画像

音声ツイートの面白さとハードル

二週間くらい前からツイッターの音声ツイートを始めてみた。これがまぁまぁ面白い。おそらくスマホ(対応してない機種もある)のみの機能なのだが、ツイッターのつぶやくボタンを押すと、波形のようなアイコンがあるので、それをタップすると録音モードになる。

録音できる時間は動画と同じく140秒で、編集機能などはないので一発本番の喋りの練習にも最適なのであるが、これの面白さは何かというと、一つには開けてみるまで分からない、聞いてみるまで何をつぶやいているか分からないという事だ。

少しでも人に目につきたい、という「拡散」「バズ」だけが至上の目的とされるSNSの中で、「興味がある人にだけ聞いてもらいたい」事などをつぶやくのに便利な他、ちょっとしたイースターエッグというか、秘密性が保持されるのが面白い。
基本的に自分の事を知っている人しかクリックしないので、文字列で脊髄反射してクソリプを送ってくるバカにも見つかりにくい。
それにつぶやきが何回再生されたか数字も出るので、フォロワー数に対して、自分の事を本当に気にかけてくれている実質の数が浮かび上がる。
僕は今のところツイッターのフォロワーが1600名ほどだが、再生されるのは150回くらいである。これが実数であって、ツイッターのフォロワーは応援してくれている人の数ではなく、そのほとんどが野次馬みたいなものなのだ、という事がよくわかるし、大きな数字で自分が思った以上に発言力があると思って調子に乗ることもない。

そして何より音声は文章よりも「感情」とか「人柄」みたいなものが伝わりやすく、喋り手を身近に感じるというのもある。
動画に映るのが苦手や顔出しをするのが嫌な人にもハードルは低いと思う。
それをまとめてyoutubeなどにアップすればちょっとした音声コンテンツも出来上がるのである。

こちらが自分の音声ツイートをまとめたものだ。


友人に感想を聞いても、それなりに評判が良いのだが、いざ自分でやるとなると、というハードルもあるそうだ。
ノー編集で話をまとめられない、顔出しはおろか声もネットにバレたくない、とかいろいろな理由があるとは思う。

この中で、今回書こうと思っているたいがいの事は言っているが、たとえば声優やラッパーなど声を使う職業の人がこの音声ツイートをすれば多くのファンに喜ばれるし、もうちょっと普及してもいいような気がするのだが、現在、自分の観測範囲ではまだやっている人は少ないし、流行の兆しもないがyoutubeで一人喋り動画に挑戦するよりもだいぶハードルは低いし、手軽な発信手段としてもうちょっと流行ってもいいと思っている。

あと不思議な事として音声ツイートをすると、タイムライン上にポツンとアイコンが出るだけで、どんな話題をしていても同じ見え方をしているはずなのに、「今回の話は面白かったな」みたいなときは再生数が多いし、「いまいちだな」と思っているつぶやきは再生数が少ない。
見た目上で全く違いがないから、そのつぶやきが面白いか面白くないかは判断できないはずなのに、つまらない時はびっくりするぐらい再生数が伸びない。
みんなあらかじめ内容が面白い/つまらないと分かっているような気がするのである。たとえばYOUTUBEではサムネイル画像や説明がすべてだったりもするのに、サムネイルも説明もない音声ツイートでなぜ再生数がかなり上下するのかわからないのである。不思議なものだ。




ありがとうの一言です。本当にありがとう!