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しょせんどれもこれも人間が作ったものだ。

生きているといろいろなエンターティメント、芸術などの数えきれないほどの表現に触れる機会がある。素晴らしい物もあれば、好みに合わないものもある。これだけ生きていると割とある程度のいろいろな表現みたいな物は見てきたようなつもりになってきて、一時期、「人間」がやっているエンターテインメント自体が退屈で仕方なくなった事がある。

クソ当たり前の事なんだけど、音楽や映画、舞台、この世の多くのエンターテインメントは人間が人間に対して送り出しているという事に気づいてしまったのである。

昔、高橋ヨシキさんが「人間以外の宇宙人とか肌が青とか緑の女とSEXしたい」と言っていた事があって、それに近いのかも知れないけど、とにかく人間がやるエンターテインメントが退屈になってしまったのだ。

「結局これやってるの人間なんだよな。同じ生き物が作ってる時点でつまんねぇな。」

という、考え方がもういろいろ末期でもあるし、自分でもだいぶ頭がおかしかったと思う。それを言ったら何も面白くなくなってしまうのだから。

もうなんなら異星人とか地底人とかドワーフとかゴブリンとか妖精とか精霊とか神とか悪魔みたいな人間以外の種族が作った超絶意味の分からない表現が見たいと思っていた。
しかしそんな物は世の中には存在しない。だからできるだけ、人間味を感じさせない物を見てみたいという時期があった。

もう人間が前に出てる時点で面白くねえ。みたいな。
現実面白くねえ。

少しでも異世界、非日常を感じさせて欲しい、というか。
思えば子供のころから現実味があるものよりも空想や現実にはない物の方に強く惹かれるきらいがあったと思う。

思い起こせば幼児のころ、主に男の子の話だけれども、電車や車や重機が好きになるタイプとヒーローや怪獣、合体ロボットに夢中になるタイプと大きく二分されるような気がする。自分は圧倒的に後者だった。

プラレールやミニカーよりは超合金やヒーローのソフビを欲しがったタイプだ。

前者のタイプは実際にある物が好きな現実的なタイプ、後者のタイプは空想上とか現実に存在しない物が好きな夢想的なタイプなのだろう。

三つ子の魂百までというから幼少期のこういった傾向は大人になってもきっとその人の辿っていく人生として表れているんじゃないかと思う。
これはすごい偏見だけども、現実的なタイプは大人になっても社会と折り合って堅実にやっていける真っ当な人間になり、夢想的なタイプは趣味に走ったり、いい年をして社会との折り合いがつかない子供っぽい大人が多いのではないだろうか?いい大人が…といわれるようなタイプだ。

調べてないからただの憶測ではあるが、現実的な物が好きなタイプは例えば、子供のころの夢でも現実に即しているものが多いのではないかと思う。

たとえば、飛行機のパイロットだとか、F1レーサーだとか、電車の運転手だとか銀行員だとか実在の職業を夢として語るが、夢想的タイプは平気で大きくなったら仮面ライダーとか宇宙刑事だとか「現実に無い職業」を言い出すか、またはちょっとだけ現実が分かってくると、空想の世界を作り出す仕事、たとえば漫画家とかゲームクリエイターとかアニメ関係だとかの職業を目指しがちかも知れない。

少なくとも俺はそうだった。

で、何が言いたいかというと、結局、この世界は自然以外は人間が作り出したものであって、結局は大人になると現実と折り合いをつけていかねばならないのだけど、どうしても夢想型にとっては生きにくいという事だ。

夢想型の人にとっては、大人になるにつれ、日々突きつけられる現実のつまらなさ、辛さに疲弊して、ますます空想の世界に入り浸るようになったり、現実から逃げるような方向でドロップアウトしてしまう場合もあるだろう。

その中で並外れた夢想力と才能を持つ人は独自の世界観を持つクリエイターやアーティストとして大成する事もあるかも知れないが、それは非常に険しい道だ。

とはいえ、夢想型に生まれてしまった以上は、これはもう業だと思って腹を括って生きていくしかないわけで、非日常で人間離れした表現をする人に憧れるし敬意を払いたい。

ホントは宇宙人とか異次元人にお金を払っても、未知の体験をさせてもらいたいが、宇宙人や異次元人に簡単に出会うのも難しいし、地球の金を払って喜ぶかも分からないから、この気持ちを満たすにはどうしたらいいだろう?
いっそ、南米の幻覚剤アヤワスカでも体験してみるか?

なんて、思っていた時期もあったのだけど、やはり頭抜けた表現や作品を作る人間はまだまだこの世にいて、そういうものに触れると単純に己の知見が狭いだけだっただけじゃねーかと気付かせてくれる。

非日常が面白いのは自分にとっては当たり前のことであるのだが、最近のメテオ君のマインド系の #ストリートテクニック の特徴である「当たり前の現象を、素直に小学生の気持ちに自らチューニングを合わせて当たり前に楽しむ」ことで、楽しい時間が増えるということもまた当たり前のことなのだとまた気付かせてくれた。
そう。
ストリートテクニックは人生の楽しい時間を増やす。

いずれにせよ、楽しいを一回でも多く、1秒でも長く感じて生きていきたいと願ってやまないあなたにストリートテクニックはオススメだ。


ありがとうの一言です。本当にありがとう!