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琴平山、象頭山、大麻山

2022年1月8日
香川県琴平町にある「こんぴらさん」で有名な琴平山、象頭山、大麻山を縦走してきました。

去る1月2日、自宅から琴平町まで30キロを歩き、そのまま縦走しようと思っていましたが、脚の痛みで断念し、愛宕山だけ登りました。
その時の記事はこちら↓

牛屋口からスタート


今日はその30キロを車で移動。
坂本龍馬像のある牛屋口付近に駐車して
「信号厳守」の立て看板の左から登り始めます。

実は、ここは思い出深い場所なのです。
一昨年の11月末のことでした。
Googleマップだけを頼りに大麻山へ登頂し、なんとなく下っていたら迷子に。
登山道を歩いていたはずなのにです。

急勾配の下り坂に、木々に囲まれた薄暗い山中
登山靴など履いていないので滑ったり尻もちついたり
不安で不安で、とにかく夫について下へ下へ。

やっとの思いで辿り出たのがここでした。

その過程で、登山道を示す赤テープの意味を知り
登山用GPS地図アプリの存在、靴や持ち物など登山装備の大切さについて
知ることになりました。
早速、登山靴を購入し夫婦の山歩きがはじまったのです。

前置きが長くなりましたが、
その時のルートの確認も兼ねてここから登り始めることにしました。

登山口を少し入ったところで
近所の工場から「ラジオ体操」が聞こえてきたので
準備運動がてら体操してみました。

さぁ、行きましょう

整備された登山道

牛屋口からゆるやかな登山道が続きます
木々の隙間から差す朝日を浴びて
清々しい気持ちです。

丸金印の境界標がところどころにあります。

傾斜がキツくなってきたところに
ロープが整備されています。

息が上がってきたので
休憩を兼ねて水分補給。

空を見上げると

キラッキラです。

日差しが暖かく、風もない穏やかな朝。
頂上からの景色に期待が膨らみます。

さらに続く急登もがんばれます。

不明瞭な登山道

あれあれ様子が変わってきました。
木枝や蔓が絡み合っています。
足元には折れた枝が散在しています。


登山道を歩いてきたはずなのに
振り返ると

どこを通ってきたのかわかりません。
以前の下山で迷子になったのはこのあたりかもしれません。

今日は登山用GPS地図アプリで
現在の位置や方向を確認しながら進みます。

赤テープ

そこで目印となるのが赤テープです。


このように木に巻かれた赤テープは
「コースサイン」といって
行きの登っている最中に、適当な感覚で帰りのコースを見失わないように立てていくものを示します。

赤だけでなく黄色や黒
また、リボンが結ばれている時もあります。

道迷いでなくとも、この印を見つけると
なんだか安心します。

なんとなく広い道に出て
夫がなにか見つけたようです。

琴平山のピーク、いただきました。

さっきの広い道の先をすすむと倒木でとおせんぼ。
くぐります。

山頂広場へ


何度も見た丸金印の境界標
ここから山頂広場です。
まだ落ち葉に霜が残っていました。

展望台へと続く山頂広場を歩いていると
おそらくこのあたりが象頭山ピークです。
三角点はありません。

桜並木です。

ちょっと影遊び♡

振り返って山頂広場。
遠くには国見山や剣山がみえます。

最後の急坂をのぼるとアンテナ群があります。

大麻山展望台


展望台に到着しました。
誰もいません。

気温は11度。
風がなく、陽だまりはとても暖かいです。

奥には雪に覆われた四国最高峰の石鎚山が見えました。
ここからはっきり見えるなんて感動です。

ボタン桜。
よくみると蕾がついていました。
これから暖かくなって膨らんでいくんだろうなぁ。
自然の営みってすばらしいですね。

こちらは讃岐平野。
香川県にはおにぎり山がたくさん。
画像右には讃岐富士といわれる飯野山
左側には本州へと続く瀬戸大橋が見えます。

展望台で少し早めのおひるごはんを食べて
大麻山のピークを踏みにいきます。

少し戻って、さきほどのアンテナ群のあたりに
大麻山ピークがあります。
「高知アル中会」素敵なネーミングですね。

山頂広場を引き返します。
本当におだやかな小春日和です。

舗装路を下山

登山道ではなく、舗装路からのんびり下山することにしました。

太陽が、これでもかと降り注ぎ

まぶしいくらいに輝いています。

写真で伝わらないのが残念、とほほ。

朝日山と傾山(かたぶきやま)
奥には七宝山も見えます。

そしてこの岩肌。
ながい年月を経てできあがった板状節理。

かっこいい。
ずっと見ていられます。

どうしてここで足が止まるのか自分でもわからないけど
自然の造形美がかっこいい。

竜王山のふもとはきれいな棚田が続いています。


最後は竹林を抜けて駐車場へ到着しました。
天気に恵まれ、のんびりと縦走をたのしむことができました。


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