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【第15回】 マンダラ宇宙で"行動"を起こす

トライ! このマンダラ宇宙の仲間たちと一緒に活動してみよう

今回は、前回(第14回)の記事でAIが提案してくれたプロジェクト案「学びと創造の探検隊」を実現化するための"行動(アクション)"をこのマンダラ宇宙で一緒に考えてみましょう。

AIが提案してくれたプロジェクトの概要は以下のとおりです。

プロジェクト名:「学びと創造の探検隊」
<プロジェクトの目的>
子どもたちが主体的に学び、創造性を育むための探検隊を結成し、子どもたちが興味を持ったことを自由に探究し、その成果を発表する機会を提供します。
<具体的な内容>
・子どもたちは、自分の興味や関心のあるテーマを自由に選び、そのテーマについて探究します。
・探究の過程で、情報収集や分析、発表など、様々なスキルを身につけていきます。
・探究の成果は、学内や地域で発表する機会を設けます。

AIが提案したプロジェクト概要

§1. いまわたしたちが"持っているもの"に気づく

まずはじめに、一般的にプロジェクトを実行・実現するために必要となるものをざっと整理してみましょう。

ヒト・モノ・カネ・情報
・ヒト → マンダラ宇宙に36人の仲間たちがいます。
・モノ → 何もありません。いまはバーチャルだから。
・カネ → まったくありません。子どもだから。
・情報 → 36人の宇宙人が提供してくれた226のコトバがあります。そこからいくらでも増やせます。

時間と場所
・時間 → たくさんあります。毎日暇だから。
・場所 → リアルな場所はまだ見つかってません。いまはネットだけです。

目的とやる気
・目的 → 明確な目的があります。AIがつくってくれました。
・やる気 → はい!やる気満々です。

これだけあれば、十分です。
それではマンダラ宇宙でこのプロジェクトを実現化していきましょう。

§2. マンダラ宇宙での"運動の法則"を知る

これまでマンダラ宇宙にはたくさんのコトバが散りばめられていましたが、それらのコトバは、すべてある物事につけられた"なまえ"、すなわち「名詞」なんです。

MANDALA Universeに散りばめられたコトバ

「名詞」は主に”知識””概念”を表すコトバとして使われます。また、複数の名詞を組み合わせたり、人の名前のように自由勝手に呼び名を付けたりして、わたしたちはこの現象世界にある無限の事象を区別し、分類し、認識して、その対象を他の人と共有したり、物事の特徴を記録したりしています。

「名詞」は、そんな便利なコトバでなのですが、名詞には一つ大きな弱点(であり強み)があります。

それは、「名詞」自体は”時間”という概念をもたないということです。

すなわち、「名詞」だけでは、その対象となる物事の変様を認識することができないのです。

ある人はこう言います。
「いや、そんなことはない。」
「物事の変様を表すのであれば、二つの「名詞」を並べて比べればいいじゃないか?」

そうです。
その「表す」「並べる」「比べる」、それこそが”物事の変様をつかさどるコトバ”、すなわち「動詞」なのです。

例えば、実物の「🍊ミカン」と「🍎リンゴ」をテーブルの上に並べて置いてみます。そのまま時間が経つにつれ両方とも”腐って”いき、その姿かたちを変えていきますよね。もし、これがコトバであれば、1年経っても、10年経っても、100年経っても、何も起りません。つまり、「名詞」自体は”時間”という概念をもたない(影響を受けない)のです。
ここに、”腐る”という「動詞」が関与して初めて「名詞」はその対象を「別の名詞/概念」(腐ったミカン、腐ったリンゴ)に移し替えることができるのです。この変様したミカンとリンゴの状態を名付けて「生ゴミ」とでも呼びましょうか。

このマンダラ宇宙では、この「動詞」のことを、”コトバの王子様”と名付けました。(このマンダラ宇宙では「名詞」は自由勝手につけていいことになってますので)

ここで少し、「コトバの王子様の物語り」をご覧ください(8分程度)。
第1章 コトバの宇宙 [0:00~]
第2章 コトバの王子の活動 [1:27~]
第3章 コトバの王様 [2:58~]
第4章 コトバの王様の活動 [3:49~]
第5章 コトバの宇宙の法則 [4:33~]
第6章 コトバの宇宙の神様 [5:51~]

この物語に登場する、6つの「コトバの王様」、千数百ほどの「コトバの王子様」、そして無数の「コトバの民」の関係は以下の図のようになっています。これが、マンダラ宇宙での”時間””変様”をつかさどるコトバの宇宙の”運動法則”です。

コトバの宇宙の"運動法則"

以下のサイトで、日本語のさまざまな「コトバの王子様」を探してみましょう。

§3. プロジェクトを動かすための"動詞"を見つけ出す

では、ここから、このコトバの宇宙の"運動法則"に基づいて、このプロジェクトを実現化していくための"動詞"="行動"を見つけ出していきましょう。

いま、このプロジェクトには36人の仲間たちから集められた以下の226のコトバ("情報"/"知識")があります。

[学び],[情報],[力],[自分],[興味],[能力],[活用],[体],[他者],[大切],[主体],[自己],[理解],[環境],[知識],[協調],[心],[挑戦],[自主],[自律],[子ども],[学習],[コミュニケーション],[多様],[仲間],[友人],[教育],[思考],[体験],[意見],[失敗],[プログラミング],[考え],[好奇],[話],[調整],[みんな],[協働],[対応],[基礎],[子],[将来],[判断],[問題],[ノート],[家族],[家],[肯定],[メタ認知],[感],[自由],[周囲],[意欲],[余裕],[健康],[議論],[論理],[対話],[表現],[相手],[思いやり],[行動],[リスペクト],[教材],[未知],[パターン],[認識],[収集],[トライ],[継続],[気持ち],[エラー],[楽しい],[アウトプット],[社会],[経験],[批判],[時間],[地域],[場],[自発],[要領],[遊び],[優秀],[他人],[ファシリテーター],[やる気],[成功],[適応],[助け],[忍耐],[学校],[内省],[動機],[内発],[知能],[人工],[技能],[自走],[統計],[試行],[錯誤],[手書き],[育成],[反骨],[教養],[隙間],[知的],[意識],[目的],[承認],[精神],[損],[元気],[騙され],[楽しく],[充実],[金],[発信],[スキル],[設定],[目標],[内容],[評価],[学び方],[言葉],[構造],[整理],[耳],[アイデア],[自然],[身の回り],[素直],[歓迎],[疑問],[謙虚],[対立],[友達],[自信],[客観],[文房具],[教師],[アプローチ],[アダプティブ],[開拓],[コミュニティ],[世界],[ため],[構築],[市民],[高潔],[責任],[構成],[統合],[接地],[記号],[文理分け],[WELL-BEING],[ICT],[開智],[空欄],[先生],[伴走],[Information system],[Use],[Understanding],[literacy],[Data Literacy],[Programming Competency],[Convergency Competency],[Cooperation],[competency],[Competency],[Thinking],[相談],[共有],[人],[数],[言語],[創造],[テクノロジー],[解決],[場所],[道具],[何度でも],[一人],[危],[身体],[方向],[概念],[具体],[インクルージョン],[部分],[文章],[書籍],[相互],[明確],[自ら],[技術],[パラダイム],[処理],[協力],[夢],[分け隔て],[算数],[理科],[音楽],[図工],[外国語],[友情],[個別],[関心],[可能],[メディア],[リテラシー],[設計],[探検],[真剣],[自身],[俯瞰],[分野],[安全],[態度],[能動],[指導],[範囲]

「これからの子どもたちの学びにとって大切なこと」MANDALA Universeに集められたコトバ


まずは、これらのコトバを以下のシート(「願望のマンダラ(Wish MANDALA)」テンプレート)を使って、"コトバの王様"(6つの存在の変様)につなげてみましょう。

「願望のマンダラ」(Wish MANDALA)ワークシート
付箋紙をつかった「願望のマンダラ」ワークシートの使用例

この「願望のマンダラ」(Wish MANDALA)テンプレートでは、6つのコトバの王様がその反対の変様も含めて12に分けられています。
1) 生じる ⇔ 生じない
2) 存在する ⇔ 存在しない
3) 変わる ⇔ 変わらない
4) 増える ⇔ 増えない
5) 減る ⇔ 減らない
6) 無くなる ⇔ 無くならない

それぞれの変様(コトバの王様)に、これら226のコトバをひとつずつ当てはめてみて、そのコトバがどのように変様するのか想像してみてください。そして、その変様のイメージがこのプロジェクトにとってふさわしいもの実現すべきもの魅力あるもの、ワクワクするものであれば、そのコトバをシートの中に書き込んで(付箋紙を貼り付けて)みてください。

デキタ! このプロジェクト・チームのコトバが動き出した

これが、今回のプロジェクトが目指す理想の未来の姿を表現した「願望のマンダラ」(Wish MANDALA)です。

「願望のマンダラ」: コトバの宇宙で起こって欲しい変様の可視化表現

そして、このマンダラを見たコトバの王様たちは、その中心の一点を指さし、こう宣言しました。

【コトバの王様の12の宣言】
このプロジェクトの実現によって、子どもたちの学びの未来は、
(宣言1) 
目的、意欲、興味、未知、挑戦、自発、やる気、思いやり、友情が生まれる!
(宣言2)
楽しみ、遊び、家族、基礎、経験、論理、自己、判断、安全が存在する!
(宣言3)
将来、世界、パラダイム、環境、考え、意見、概念、態度、学校が変化する!
(宣言4)
コミュニケーション、知識、技術、体験、充実、理解、仲間、ファシリテーターが増える!
(宣言5)
一人が減る!
(宣言6)
分け隔て、文理分け、騙されが無くなる!
(宣言7)
損が生まれない!
(宣言8)
危が存在しない!
(宣言9)
言葉、自然が変わらない!
(宣言10)
人工、錯誤、対立が増えない!
(宣言11)
先生、子ども、自由が減らない!
(宣言12)
地域、大切、夢、失敗、疑問、ノート、主体、謙虚、リスペクトが無くならない!

このプロジェクトの「立志宣言」

次回(このシリーズ最終回)は、この理想の未来の姿を実現化するための"行動計画"を具体的に考えてみましょう。


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