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会計の世界史


会計好きにとってもおもしろいし、世界史好きにとってもおもしろい。
ワタクシは両方好きなのでめちゃくちゃおもしろかったし勉強にもなった。

でも、会計にせよ世界史にせよ、それほど知識がなくてもおもしろいと思う。
会計用語はやさしいものが多く、難しい内容を簡単な言葉で説明している。
世界史用語も、有名人物・有名企業・有名な出来事ばかり。
会計の変遷を世界史と絡め、流れるように説明している。

何気ない一般人が登場し、それの子供がどうなって、何とそれが・・・っていう、びっくりするような演出。
ちょっと盛っている部分もあるのかもしれないが、これぞ虚実皮膜論。
でもその演出によって

おぉ!そうだったのか!!!

ってなることしばしば。


私たちは歴史を学ぶことによって、あらゆるものごとが、「普遍的・絶対的な存在ではない」ことを知ることができる。
だから守るべきところは守りつつ、変えるべきところについては「変える勇気」をもたなければなりません。

まさしく、この本の言いたいことではなかろうか。

ある出来事について、「Taste of Honey」(蜜の味)と考える人もいれば、「Waste of Money」(無駄遣い)と考える人もいる。
「Taste of Honey」と思えばやればいいし、「Waste of Money」と思えばやらなければいい。
結局自分で決めなきゃってことだな。
そういう決定が積み重なりまくって歴史って作られるのだなと感じずにはいられない。



とまあいろいろ語ったわけだが、語りきれないことも多々ある。
400ページちょいの分厚い本だが、字は大きめ、イラスト多め、余白多め。
ものすごく読みやすい。
にしても、よくもまあ、これだけキレイにつなげられるなと。




#会計 #世界史 #会計の世界史 #歴史

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