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職場の感情論

ウチ、おおむね温かな職場だと思っている(独断と偏見)。
その温かさ、テスト前の忙しい時期になるといっそう発揮される。
ウチの講師たち、みんなよく働く。
日によってメンバーが違うが、どの組み合わせでも、いい連携。
講師の配置、時間配分、段取りなどを考え、それを動かし、自分もその歯車の1つになるときもある。
時には想定外にグダることもあるが、要所要所で指示をしたり、あえて個々の判断で動いたり、互いに声かけしたりで乗り切る。
仕事終わった後、疲れていることは言うまでもないが、爽快感があることも確か。


ただ、本当にぶっちゃけ言うと、もっと温かな職場になれるんじゃないかとも思っている。
改善点もわかっているのだが、いまいち踏み切れていないし、実現もできていない。
そのヒントを得たくて手に取ったのがこの本。

職場の感情論



うん、やっぱり職場にも、というより職場だからこそ、感情論大事だな。
ワタクシがまさしくどうにかしたいっていう部分に触れていた。
逆になぜどうにかするのが難しいのかっていう理由を人間の遺伝子に組み込まれた性質から説明していた。
人間は生き残るため、生命の危機を回避するため、どうしてもネガティブな方に触れてしまう傾向がある。

勝つため < 負けないため

成功の喜び < 敗北の痛み

ネガティブのほうが重要だと脳が認識してしまう。(命に関わる部分が多いため)
“小さな善行を継続的に積み上げる”ことでやっとポジティブになるのに対し、“たった1つの悪行”でたちまちネガティブへ。
こういうの、ネガティブバイアスっていうらしい。

ただ、現在において思わしくない部分があったとしても悲観する必要はない。
良い、悪い、の二択ではない。

なんかこの部分に励まされた気がする。
人生、万事塞翁が馬だな。


この本、“理想の職場とはどんなものか?”ってとこに行き着く。
なるほど、やはりウチ、“おおむね”温かな職場だわ。
嫌われる勇気に出てきた“共同体感覚”に似ているのかな。まだまだ足りない部分はあるが。
あと、そこに行き着くまでに出てくるエピソードだったり用語だったり興味深いものがたくさんあった。
今回それらをすべて放出することはしない(長くなってしまうから)。
ワタクシの話の引き出しにしまっておいて、要所要所でここに盛り込んでいくつもり。
うん、この本面白かった。




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