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強いのか強くないのか…プロ雀士蛯原朗はやはり持っている男だった。


前置きとして、当マガジンは以前の麻雀シリーズ「麻雀プロだったよ。」のタイトルを踏襲して、「〇〇は○○だった」と過去形のタイトルを使用していきます。あくまで私個人の経験でそう思ったことを述べる記事であり、今現在もそうかもしれないし、そうじゃないかもしれないです。

もう麻雀ネタ無いとか言っていたおじさんですが、一個だけ書きたい記事がありました。それは自分がMリーグの監督だったら、どの麻雀プロを選ぶ的なやつです。

自分なんかが、プロを選ぶなんておこがましいにもほどがありますが、言うだけならただなので、言ってみたいのです。とはいえ昨今のプロ情勢をあまり熟知していないわたしは、渋川難波さんくらいしか思い浮かばないのですが、一名どうしても指名したい人がいます。それがタイトルにもある蛯原朗(えびはら あきら)プロです。郎じゃないよ朗だよ!

スーパールーキー蛯原朗

まずは彼のプロフィールを確認しよう。

所属:日本プロ麻雀連盟 25期生
出身:茨城県
段位:四段
略歴:第 1回 モンド新人王
第24期 新人王
第18期 チャンピオンズリーグ 3位
第17回18回19回モンド杯出場
天鳳元十段(現8段)
現在はC1リーグ所属

ここで注目すべきはまず短期決戦での強さ。歴代、麻雀の歴史に名を残すものは新人王を獲っていると言っても過言ではないその称号を手にしています。ちなみに25期だと同期にはMリーガーの魚谷プロがいます。そしてモンドでも新人王を獲っているので、彼が期待のルーキーと言っても間違い無いのです(ただし年齢は30オーバー)。

続いて注目すべきはC1リーグ所属。そんな彼の今期の成績は好調。最終節を残して昇級一本手前です。前節も非情に惜しかっただけあるので今季期待してます!!

連盟のリーグの特徴上Bの壁とAの壁は鬼門です。参加人数や猛者も平然といるCで燻るプロは多いのです。現にC1リーグにはMリーガーもいれば天鳳位もいる状態なので、そこで勝ち抜くのはそりゃあ困難な訳です。

天鳳については連盟員なのに天鳳やってることが判明してプチバズったのもこの蛯原プロです(嘘のように聞こえるかもしれませんが当時は連盟員なのに天鳳打ちまくってるのはいいのか?という批判があったのです)。十段坂を何度か駆け上っているのはもはや猛者の証拠です。

試行回数は少ないですが、1月時点でも好調をキープしている模様。ネット上での打ちとしても名を爆ぜているのは間違いないのであります。

持っていない男

モンド新人王を取るということは、昔で言う所の野口恭一郎賞を取ることと同等の意味を持ちます。その昔は野口賞を取ったものだけが晴れのモンドの舞台に立てたのです。それ以外ではテレビ対局に出れる方法は昔はそりゃチャンスが無い無い。そしてそもそも団体に認められないと野口賞しかりモンド新人戦の参戦資格すらもらえないのだから本当に狭き門。それをくぐってのけたのが蛯原だ!!

この新人戦のメンツを見るとなかなかスゴイ。現Mリーガーの(痩せているときの)内川幸太郎プロやMリーガー魚谷プロの師匠ともいえる鈴木優プロもいる。そんな中、勝ち抜いてラストマンスタンディングとなった蛯原はやっぱ持っている男なのだ

そして蛯原プロは晴れ晴れしくテレビデビューを飾ることとなったのだ。

しかし結果はというと何も爪痕を残すことはできず予選12戦を終えた時点での成績は△137.2で最下位である。この男もってないじゃん!

しかし翌年の麻雀プロリーグのリベンジ出場権を賭けた「第2回モンド杯チャレンジマッチ」また出場権を得る!やはりこの男持っているのである。

そしてリベンジと挑む第18回モンド杯だったが、決勝に蛯原は座っていないのであった・・。やっぱ持ってない・・?いや準決勝には進めたので確実に前進はしている!

前期準決勝に残ったことでまた参加を許された蛯原プロ。第19回モンド杯にも挑んでおります。

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はっきり言って界隈の中でも無名扱いされてしまう蛯原氏が3回も出場というのはもはや偉業です。しかし、準決勝に蛯原の文字は無かったのである・・。そして次節のモンドチャレンジマッチにも敗れ第20回への出場も無かったのです・・。持ってないのか・・。

しかし言い続けようこの男は持っているのである!!

はいスゴイ。なんてったってここで戦った面子がすごい。まずは参加者のメンツからいうと天鳳位4名+現役Mリーガー石橋伸洋&園田賢プロそして渋川難波プロ。このメンツの中で勝ちあがるってそりゃもうMリーガーでよくない?!短期戦とは言え確実に爪痕を残せているのである。

しかし決勝には進めず最強戦はまだお預け。アース製虫よけではなく最強位を手に掴んでくれ!

そして最近の活躍でいうとヤングマスターズペナントレースというのでセパ軍対決みたいなの参戦していますね。しかし、上記の動画を見てもらいたいのだが、やっぱ持ってないのである・・。

初戦で箱下2万点・・、片や同卓の岡田紗佳プロは東パツ四暗刻ツモの9万点フィニッシュ。まさに持っているものの格付け完了といったところだ。芸能人パワーすげえ・・。

まぁこんなミルクボーイみたいなことを言い続けてきましたが、心の底から応援しています。まだ30半ばということもあり、麻雀界としては若いほうなので、今後エースに成り得るルーキーとして頑張ってもらいたいです。ぜひ育成枠としてMリーガーへの推薦をいたします!!

実際のプロからの評判

恐らくMリーグで麻雀を知ったくらいの人には蛯原プロは無名でしょう。では実際の界隈での交友関係や打ち筋はどうなのでしょう。

この動画によれば、そりゃしこたま麻雀打っているのが分かります。麻雀にかける熱量は誰にも負けていません。しかしその反面、多団体のプロからの知名度はやっぱり無かったりするわけです。

そして麻雀界で意外に大切なのが肩書。そんな彼につけられた肩書は・・。

麻雀打ちまくり天鳳十段
インドア派麻雀十段

えー。まずは肩書から持っている男風になってほしいですね・・。

こちらの動画によると、蛯原プロのことが深堀りできる。師と仰いでいるのが佐々木寿人プロ。しかし幾度とモンドで同卓してる石橋プロからは散々な言われよう。顔はイケているが打ち筋はイケていないらしいです。共演者の言葉をまとめると奇をてらわないしあまり歯向かってこないし基本にとにかく忠実といった感じか。渋川プロとは仲良しらしく、オンライン麻雀界としての知名度や繋がりは広そうなところもうかがえます。

佐々木寿人プロの記事を書いたり、佐々木寿人プロからは対局のコメントを貰ったりと師弟関係も出来上がっている様子です。

2021年今後の活躍

こっからはかなり適当で、無理やりな押し付けですが蛯原プロはこの年でまずはBリーグにいけるように頑張ってほしいですね。そして、天鳳でも十段に返り咲いてほしいです。最強戦では決勝に残るぐらいは行ってほしいですね。そして、Mリーグの団体に目を付けられるくらいまでは行ってほしいものです。その頃にはもうちょっとましな肩書があることを切に願います。

持っている男の今後を見逃すな!!

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