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父の日にちなんで「マンガに出てくるお父さんキャラ」の話をしました【マンバ読書会レポート】

どうも、クチコミとランキングでいいマンガが秒で見つかるサービス『マンバ』です!オンライン配信イベント「マンバ読書会」で「泣けるお父さんが出てくるマンガを語る会」を開催しました!このイベントのもようを、マンガソムリエ・兎来栄寿さんによるレポートでお届けします!

配信アーカイブを聞きながら参加者の皆さまイチオシの作品をぜひ読んでいただだければと思います。それではどうぞ!


こんにちは、マンガソムリエの兎来です。

6月30日、「マンガに出てくる父キャラ」をテーマにしたオンラインマンバ読書会が開催されました。

先月は母の日にちなんで「マンガに出てくる母キャラ」がテーマでしたが(前回のレポートはこちら)、今回は連続企画で父の日にちなんでの開催となりました。

■父キャラクイズ

最初に、前回も行われた「有名マンガに登場する親クイズ」から。

まず、マンバよりこちらの3問が出題されました。
難易度はかなり抑えめなので、解った方も多かったのではないでしょうか。

そして、今回も私からも3問を出題させていただきました。

こちらはちょっと難易度高めのマンガ好き向けの問題。

『ドラゴンボール』に関しては、「孫悟空の母親の名前は?」というのもかなりいい問題で前回の母の日の時に出題しても良かったかもしれませんね。

両津家の名前が全部解る方は、なかなかの『こち亀』フリークだと思います。

『クッキングパパ』はマンガ界のパパの中でも相当有名なパパではあると思いますが、顔は知っていても意外と本名を知っている人は少ないのでは? という疑惑があったため今回出題してみました。

最終的に、それぞれかなり興味深い結果になったと思います。

なお、マンバからの出題がちょっと簡単すぎたかも? ということで追加で高難度の問題も1問出題されました。

こちらはかなりの難問で、4人の年齢を正確に把握している方は非常にレアだと思います。答を発表した際には「えぇ!? ◯◯はそんなに若いんですか!?」といった反応も。『ラル飯‐ランバ・ラルの背徳ごはん‐』で話題のランバ・ラルといい、外見だけではなかなか年齢は解りませんね。

■オープニングトーク

私からのオープニングトークとして、今回はお薦めした父マンガとして『Papa told me』を紹介させていただきました。前回は『Haha』、今回は『Papa』です。事前にクチコミでその魅力もたっぷりと書いております。私の二大憧れの父親像の一人である父キャラが登場する作品です。

7月24日頃まで、各電子ストアで10巻ほど無料で読めるキャンペーンも開催中のようですので、ぜひこの機会に読んでみてください。

なお、「サブタイがついているのとかあってシリーズ構成がわかりにくい」というコメントをいただき、その通りだと思いました。基本的にまずサブタイトルのついていない『Papa told me』から読んでいただき、後は以下の順序で読んでいただければと思います。

『Papa told me ~街を歩けば~』
『Papa told me ~私の好きな惑星~』
『Papa told me ~カフェで道草~』
『Papa told me ~窓に灯りのともる頃~』
『Papa told me Cocohana ver』

■泣けるお父さん

今回は、こちらのトピックで事前に「泣けるお父さんのシーンと言えば?」という募集を行っていました。

「私がお前の父なのだ!祭り開催か」
という、コメントもありましたが、確かに印象に残っている父親キャラといえば「実は父親だったパターン」のキャラは相当数いて、しかしそれはこれから読むかもしれない人の前ではなかなか話しにくい……という難しさを抱えながらも語っていきました。

事情を知らない転校生がグイグイくる。

「友達をつくるのがニガテな西村さんのために、会話のきっかけになればとお父さんがお弁当にいつも味玉を入れていて、西村さんが友達と一緒に撮った写真をお父さんに送るシーンで号泣しました」
お弁当というのは愛情が詰まったもので、多くの名ドラマを生んでいるアイテムですよね。いい作品です。

うしおととら

「紫暮が須磨子さんと再会するところ、何度読んでもウルっとくる 外伝の過去編もいいんだよね…」
主人公うしおの両親の関係、圧倒的に強い父親だけど母親の尻に敷かれている系の関係性が良きです。

鮫島、最後の十五日

「常松エピソードは作中でも屈指の完成度であり、読み返すたび泣いてます」
泣けるシーン満載の『バチバチ』シリーズですが、ここも最高ですね。最後まで読みたかった……。

ジョジョの奇妙な冒険

「ジョースター卿が死ぬとこ、たまに思い出して今でもすごい悲しくなるときがある」
逆に考えるんだのイメージが強くなり過ぎているジョージ1世ですが、厳しく優しい良き父親ですよね。

ゆるさば。

「お父さんの気持ちが分かりすぎるので、以前お父さん目線でクチコミしました」
『ゆるさば。』をお父さん目線で読んだあうしぃさんの名クチコミ、ぜひご一読ください。

ドラゴンボール

「ベジータ。トランクスがやられた時の反応とか、ブルマとの接し方とか、かなりツンデレ」
ベジータについては、こちらの神記事も御覧ください。

ダイの大冒険

「オッサンになってから読み返すとバランの父親っぷりも泣けます寝かしつけが下手…!!」
事前の打ち合わせでも、個人的に印象に残った父親としてバランを挙げていました。あのダイの叫びたるや……。

ハクメイとミコチ

「10巻でハクメイの父ちゃん出てきたね。この作品で一番泣いたかも」
『ハクメイとミコチ』もずっと素晴らしい作品ですが、あのエピソードも本当に良かったですね。

クロスロオド

「父親がすごい作品と言えば『クロスロオド』」
「兎来さんのクチコミがやばい」とご紹介にあずかりました。本当に面白い隠れた名作なのでお薦めです。

また、Twitterでもご紹介して頂いていたのは『殺し屋やめたい!』。

こちらのクチコミへの
「1巻を読んで面白い!」
というコメントに
「2巻はもっと複雑で超スリリング」
とレスポンスも付けられており、ぜひ2巻一気に読んでいただくと良いのではないかと。

■終わりに


物語における「母」は無条件に子供のことを庇護する存在であることが多いのに対して、「父」はそういう側面もありながらも特に少年マンガなどでは「超えるべき壁、敵、ライバル」というような役割を負うことも多いように思います。その上で、ベジータやバランや6部承太郎のように不器用でありながらも深い愛情を持っているというパターンも多いですね。日常系の物語においても、野原ひろしのように普段はちょっとダメな所が目立ってもいざという時には優しく頼れる父親像というのはひとつの理想形です。
さまざまな「母」、「父」を振り返ってきて、親子や家族の絆や愛というものは今も昔も変わらず世界共通で人々の心を打つものであると再確認しました。そして、物語を彩る立派な「父」「母」の姿を見て、私達も成長してきたものだと思います。私達が受け取ってきた素晴らしき宝物を大切に守り、次代にも託していきたいですね。


次回は夏休み直前ということで「旅するマンガ」をマンバのリスト機能を使って集める予定です!

7/30(土)18:00より配信!

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