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『いのちの車窓から 2』 書籍ミニ感想#1

夕方に散歩に行った時に寄った書店で星野源著『いのちの車窓から2』が入り口の新刊台のところに置かれていて手に取ってそのまますぐに会計をした。前作は文庫本で読んでいる。コロナパンデミックになってからだが、『星野源のオールナイトニッポン』は毎週放送後の午前中に作業をしながらradikoで聴いている。
あの時、星野さんのことについてあることないことをポストしてインプレッションを稼いでいた奴の卑劣な攻撃に対して、『星野源のオールナイトニッポン』でご本人が心情を話し、さらには妻の新垣結衣さんも電話という形で今感じていること、そのポストが事実無根であることを話した後に星野さんがなぜ『喜劇』を流したのかがよくわかるエッセイだった。
『喜劇』の歌詞は結婚して二人で生活するようになったからこそ生まれたものだった。なんだかあのことの酷さに時間差でまた憤慨しそうになりながら、エッセイで書かれている二人の優しくゆるやかな時間があたたかく沁み込んでくる。
七年ぶりということでくも膜下出血からの復活後のこと、そしてコロナパンデミックの自粛生活、そして結婚してから今へと続くエッセイを読むと心ゆるせる誰かと一緒に生活できるということは素晴らしいことだなと思う。
上京してから22年ほど付き合いのあった女友達が一月末にくも膜下出血で急に亡くなった。それから僕はずっと『光の跡』を聴いている。この曲に背中を優しく撫でてもらっているみたいに感じる。ありがとう星野さん。

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