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4_「試験」の解剖図鑑。

こんにちは(^^♪ ナビたろうです。このたびは「ナビたろうの学習相談室」にアクセス頂き、有難うございます。心より御礼申し上げます。このマガジンでは「まなぶ技術」を丁寧に、分かりやすく、お伝えしていきます。前回記事はこちらになります。

今回は第3回目。今回は「試験」について、さらに深く「解剖」していきたいと思います。レッツゴー!

「試験」とは。

「学習の目的」を実現するために不可避的に通らなければいけない「道」、それが「試験」です。その意味で「試験」は「手段」であって目的ではありません。この点、とても重要なことです。

ともすると「試験」は「目的化」してしまいがちです。例えば、ある受験生は『試験に合格しないともう私の人生は終わりだ・・』とプレッシャーに押しつぶされ、日々、元気がなくなっていました。その子にとっては「受験が目的化」しており、その合否が自分の人生のすべてだと「誤解」してしまっていたのです。こうなると、あまり自分を客観的に見て、冷静な判断をしたり、効率的に学習を進めていくことはできません。結局、その受験生は受験には不合格になってしまいました。大事なことは「試験は目的ではない」ということをまずは把握しておくことでしょう。

試験の特徴

「試験」の解剖図鑑。

では「試験」を解剖していきましょう。世の中には様々な種類の試験があります。いろいろな観点から分類できます。ここでは2種類の観点から「試験を解剖」していきたいと思います。

試験の解剖図鑑

試験の種類

試験にはさまざまな種類があります。子どもにとっての試験とは、受験(入試)だけだと考えがちですが、そうではありません。目的を達成するために、入試以外の試験を組み合わせて設計することは大切です。高校生でも受けることができる「資格試験」「検定試験」はたくさんありますし、受けている子どもたちもたくさんいます。

①入学試験
 入学試験は、試験において「最もメジャー」なものです。大学入試、高校入試、中学入試、が主要なものです。日本の学校制度の場合、入学試験には「非常に強いウェイト」を置いています。入学試験へのハードルを高くすることで、一定の試験を突破した人のみ入学できる仕組みになっています。一方、入学は緩めにして、卒業のハードルを高くする仕組みも考えることはできます。しかし、日本では一般的に「入学試験のハードルが高く」設定されています。

②資格試験
 資格試験には、国家資格と民間資格があります。例えば「保育士」は国家資格です、一方、子ども系の資格でも「〇〇〇支援員」のような民間資格はたくさんあります。

③検定試験
 検定試験は、漢字検定と算数(数学)検定、英語検定が有名です。しかし、その3つ以外にも検定試験はあります。検定試験で一定の級以上を取得していると「入学試験で優遇」されることがあります。検定試験自体が、入学試験への学習にもつながります。

④内部試験
 内部試験は、学校の中の試験です。中学校の定期試験が一般的です。最近、公立の小学校でも「定期試験」をはじめるところが増えてきました。内部試験は範囲が決まっているので、対策は比較的かんたんです。

問題の形式・難易度

試験を解剖する2つめの観点は「問題の形式」「難易度」です。問題の形式は「選択式」「記述式」の2種類があります。多くの試験はこのふたつの出題形式の組み合わせでできています。筆記以外の試験形式では「実技」があります。試験の内容によって変わります。

また、難易度は「問題の形式」に大きく依存します。検定試験は「級数」によって難易度を定めている場合が多いです。一般的には自分にあったレベルからはじめて、少しずつ難易度を上げていくのがセオリーです。

まとめ

さて、今回は「試験」についてまとめていきました。ポイントは以下の2つです。

1 試験は「手段」であり、「目的」ではない
2 試験の要素① 試験の種類
3 試験の要素② 問題の形式・難易度

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