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「安い」と「リーズナブル」。

こんにちは! 今回も最近感じていることを書いておきたいと思います。
時間がある方はお付き合いを!

今回のテーマは「価格(価格体系)」について。

「安い」と「リーズナブル」は違う。
まず最近の大きな気づきは「安い」と「リーズナブル」は違うということです。安いは「単純な価格の低さ」を意味するのに対して、リーズナブルは「顧客の理にかなっている価格」を意味します。その上でビジネスで意識するべき方向、目指すべきは後者のリーズナブルだと思っています。

「顧客の理にかなっている価格」とはなんでしょうか。たとえば、携帯電話の料金プランは、一昔前に比べてかなりリーズナブルになってきています。昔は「一律料金」(あっても3プランくらい)だったものが、最近は顧客の利用頻度や目的に応じてプランを選べるようになっています。そのような顧客のニーズによって価格が変動できることが「リーズナブル」な価格を構成しています。

しかし、かといって選択肢がたくさんあればよいわけではありません。選択肢が多すぎると顧客は逆に混乱してしまいます。多すぎる選択肢ではなく、顧客にとって最適な選択肢を提示することが重要です。携帯電話のプランも選択肢が多くなりすぎると、逆にお客さんは混乱してしまいます。

私は回転ずしが好きでよく家族と一緒に行きます。回転ずしは大手が3~4社ありますが、各社がしのぎを削っています。よくよく観察してみると回転ずしAは「顧客●」に対してリーズナブルになっていて、回転ずしBは「顧客▲」に対してリーズナブルになっていることが分かります。リーズナブルな価格を設計するためには、「誰にとって」リーズナブルにしたいのかをはっきりさせなければいけないわけです。

例えば私のビジネスの例になりますが、まなびナビは学習サービスですが、1回ごとの利用を可能にしています。教室サービスでは「1回の利用」ごとに料金が発生する仕組みなっています。一般の学習塾は「月額」であるのに対して、まなびナビは「1回ごと」の料金体系になっているのです。これは、まなびナビのサービスを利用する顧客が「安定的に教室に来れない可能性」があるからです。具体的には登校が不安定だったり、ご家庭の都合があったりします。そのようなご家庭でも利用しやすいように「1回ごと」の価格にしています。欠席したのに授業料を払うという不合理が起こらないようにしています。ひとつの「リーズナブル」な価格体系になっています。

最後はまなびナビの事例になりましたが、今回のnoteでは「リーズナブル」ということについてまとめておきました!

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