齋藤飛鳥さんと乃木坂46
齋藤飛鳥さんが卒業を発表した。これで乃木坂46の1期生は秋元真夏(私の推し)さんだけになってしまった。
道路でスマホを片手に(歩いてはいないよ!)ネットサーフィンをしていた時、卒業を知った。私の全身に鳥肌が立つような感覚とは裏腹に、飛鳥さんのブログは意外にあっさりとしたもので、「まあ飛鳥だしな」と妙に納得している私がいた。トントン拍子に次シングルのライブ配信が決まっていて、運営から次作センターのネタバレを大胆にくらい、「ここにはないもの」の披露を静かに見守った。
弓木さんの選抜継続や、林さんの初選抜、珠美さんの選抜返り咲きに一喜一憂しながら、こういうシングル発表の形も新鮮でいいなと思った。
飛鳥さんは泣いていたが、やっぱり卒業を決めた人特有の真っ直ぐで輝いた目をしていた。
飛鳥さんは、乃木坂が始まった頃から色々なポジションや役柄を経験し、揉まれに揉まれて育って本当に大変だったんじゃないかと思う。
飛鳥さんのトークは購読していない弱オタクですが、飛鳥さんとの思い出に私なりに浸ってみたい。
飛鳥さんは最年少で乃木坂1期生に加入し、アンダー、時々選抜、私が乃木坂を追い始めた2015年頃にはエースへの片鱗を覗かせていた。
最近の歌番組で卒業した生田さん(MCとして共演)が言っていたように、飛鳥さんは「ツンツンツンデレ」な人だ。メンバーではないしトークも購読していないので乃木坂工事中やNOGIBINGO!の印象が強くなってしまうのだが(特に秋元真夏さんへの対応)メンバーに対して秘密主義で、自分を世界を大切にして活動してきた人だと思う。
ツンツンしているのは、人が嫌いなわけではなくて、自分のことを人に見せたくない気持ちが強いのかなぁ、とか、自分の世界が好きだから媚びる必要がないのかなぁ、とか、色々考えたけど結局分からない。まあそれでいいのかなとも思う。
嫌だ嫌だと言いながらも、なんだかんだ可愛い衣装を着たり、ぶりっこになったり、可愛い言葉を言ったり、無茶ぶりに応えたり、サービス旺盛なアイドルだった。
いつかやってたNOGIBINGO!で「秋鳥姉妹」という姉妹コント?(ではないです‼️)が行われ、秋元真夏さんの無茶ぶりに齋藤飛鳥さんが応え続けるという最高の画があった。「お姉ちゃん元気になあれ、あっしゅっしゅ、あっしゅっしゅ、あっしゅっしゅ〜」という言葉は今でも鮮明に覚えている。走馬灯に登場するかもしれない。
2021年の9thBirthday期別ライブ(配信)の時、秋元真夏プロデュースで「ロマンスのスタート」をぶりぶり衣装で歌い、無茶ぶりに応え続けた姿は、何度観ても可愛すぎるしちょっと面白い。この場面も私の走馬灯に登場するんじゃないかと思うくらい印象に残っている。
「ここにはないもの」のヒット祈願で、奈良県の「飛鳥」に齋藤飛鳥さんが1人で訪れた時、メンバー1人ひとりにキャッチフレーズに扮した褒め言葉を綴っていた。乃木坂46に対しての希望の言葉のように感じた。
VTR後に真夏さんが、「ディスりも入っているけど、この子が何を言いたいのか全部わかってしまった」と涙ながらに言っていて、こちらの目も潤んだ。家族よりも長い時間を一緒に過ごしてきたであろうメンバーだから、私が思うより真夏さんはたくさん感じ取ったんだろうなと思う。
柴田柚菜さんが「飛鳥さんはその時欲しい言葉を言ってくれる」と乃木坂工事中内で言っていて、飛鳥さんは人の芯の部分をよく見ている人なんだなと感じた。
飛鳥さんに「革命児だ」と言われた筒井あやめさんも「飛鳥さんの言葉には嘘がないから信じられる」と言っていて、一つ一つの言葉に嘘がないから、人生の支えになるようなきっかけを創れる人なのだと思った。
センターとしてアンダーライブに臨む中村麗乃さんに、「私の卒業曲のアンダーセンターに選ばれたことは、意味が無いわけないんだから、堂々と楽しんで」とメッセージを送っていて、私がこんな事を先輩に言われたら、何があってもこの言葉を思い出して活力にして頑張れちゃうなと思った。もうすでに私が言われた訳でもないのに活力になってる。
乃木坂工事中の最新回では忘年会企画が行われており、飛鳥さんがリクエストした余興をメンバーが披露していた。金川紗耶さんのきつねダンスだったり、弓木奈於さんのDJ KOOだったり、普段の活躍を見た上でのセレクトで、メンバーのことをちゃんとみているんだなとここでも感じた。
嘘のない齋藤飛鳥さんの言葉をこの乃木坂工事中でたくさん摂取して、乃木坂46のことが好きなことが伝わってきて、飛鳥さんが好きな乃木坂46を私も好きでいたいと思った。
秋元真夏さんと、最後の1期生として少しでも一緒に活動してくれたことは、ありがとうの気持ちでいっぱいである。残り短い期間になってしまうが、最後まで飛鳥さんらしいアイドル人生を謳歌してほしい。
齋藤飛鳥さんと乃木坂46の「これから」を見守っていたい。
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