大人になってはじめてレゴを楽しみたい人向けチュートリアルを大人になってはじめてレゴをやってる初心者が書いてみる
こんにちは。レゴ歴1年未満の、大人になってはじめてレゴを触った人間です。
最近、公式から"大人向けレゴ"のアピールがしばしばされるようになり、2022年春には経済番組・カンブリア宮殿でも"大人向けレゴ"特集として取り上げられるなどなど、盛り上がりつつあるように感じます。
(参照:「新戦略『大人のレゴ』の全貌:読んで分かる『カンブリア宮殿』https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2022/025891.html)
ただ、その一方で、レゴを幼少期からずっと楽しんできていて呼吸をするようにレゴで遊んでいる(ように見える)玄人勢と、インターネットで公式の情報を漁るも統合した情報が見つからず、「なにから始めたら……」というところで挫折しそうになる素人勢に二分されているのでは、という懸念もあります。というか、はじめて半年くらい、わたしはそうでした。
幸いなことに(?)わたしには時間があったので、いろいろと調べたり試行錯誤したりしながら無事"レゴ沼"にハマることができましたが、そこまでの余裕がない方も多くいらっしゃると思います。
ということで、前置きが長くなりましたが、「レゴをやってみたいんだけど、何から始めたらいいか分からない」という大人ではじめてレゴデビューをする人たち向けに、取れる選択肢のチュートリアル的なものを書いてみようと思います。
※わたしもまだ初心者なので、「もっといい方法があるよ!」という方は、ぜひ教えてください!
何かセットを買ってみる
レゴにハマったとき、わたしが最初に落ちた穴は、「なにをどこで買っていいか分からない」というものでした。
レゴには、オンラインショップの公式ストアがあります。このサイトが、残念ながら、初見ではあまりよく分からないのです!
「大人向け」のジャンルでソートすれば高額商品ばかり、フレンズ? テクニック? ICONS? と分からないテーマ分けだらけ、amazonや楽天で「レゴ」で検索してもすぐに一覧で出てこない、公式サイトに載っていないものもある、正規品なのか分からない怪しいものもある……。
いわゆる小児用の「バケツ」をとりあえず買う という方法もありますが、自分で何かを創造したい! というよりは手先をただ動かしたい というモチベーションの方には刺さらないかもしれません。
しかし、あるのです! 安いレゴセットは、あるのです!
おすすめなのは、このあたりです。
※ 東京の実店舗はいろいろと歩いてみましたが、結局ネットで買うのが一番効率がいいと感じたので、ネット上での入手方法を主に書いてみます。
※ メルカリやヤフオクなどで個人間で入手する方法もありますが、ニセモノ(互換品という表記で出回っているものは非公式、ニセモノです)をつかまされることもあるので、ここではなるべく公式から入手する方法を記述することにします。
〇 「ブリックヘッズ」シリーズ
二等身のキャラクターを作るシリーズ。組み立てが簡単で、大人なら30分~数時間でできるので、休日にサクッとやりたい人にもおすすめ。公式サイトでも、レゴストアの実店舗でも購入できる。家電量販店のおもちゃ屋コーナーではあまり見たことがないかもしれない。
サイズが小さいので出来上がったものを飾りやすいのもおすすめなところ。金額は2,000円前後。
〇ポリバッグレゴ(コンビニレゴ)
「レゴ」というと箱に入ったものを想像すると思いますが、袋に入っている超小規模セットもあります! レゴストアで"〇〇円以上購入でついてくる"というキャンペーンがあってゲットできることもありますが、一部のコンビニ(ファミリーマート・ローソンで販売されていたという情報あり)ではひとつ600円前後で販売されており、これが入手できれば一番コストパフォーマンスがいいかもしれません。
※ちなみに、2022年夏のコンビニでのポリバッグレゴ販売店は、2022年8月31日現在、ファミリーマートさんが公式で店舗を共有してくださっています!! すげ~! 数ヶ月で見られなくなるらしいので、見られるうちにぜひチェックしてみてください。
※ ポリバッグレゴはトイザらスの実店舗でも販売しているのを確認しています。わたしは東京在住なので、池袋に行ったときにサンシャインのトイザらスに必ず立ち寄ってポリバッグレゴをいくつか買って帰るのが習慣になりました……。それも600円前後で販売されていた気がします。
〇その他、小箱
販促の方針上なのか、レゴはほんっっっとうに低価格帯の商品がパッと見で表示されないようになっています。……そういうのやめな!??!(公式に意見)
ですが、実際は1,000~2,000円台で買えるものも数多くあり、「すごくハマるか分からないけど、とにかく触ってみたい」という初心者層の方にはそちらがとてもおすすめです。2022年8月31日現在のおすすめはこのあたり。
他のユーザーの作ったものを見てみる、作ってみる
自分で手を動かしていくつか作ってみると、他のユーザーが作った作品から得られる情報量が多くなり、見るのが楽しくなってきます。
SNS(instagram,Twitter,youtubeなど)を利用して他ユーザーの作ったものを鑑賞するのも楽しいですし、英語に抵抗のない人は"BrickLink"のギャラリーページ(https://www.bricklink.com/v3/studio/gallery.page)にアクセスしてみてください。全世界のユーザーたちが作ったモデルを、時にはレシピ付きで見ることができます……!!
※BrickLink(通称ブリリン)はレゴブロック/レゴの個人売買によく使われるサイトですが、初心者が苦労するのはここで購入云々というより先にサイトの構造に慣れるところだよな、と思うので、いろいろと見やすいギャラリーをおすすめしてみました。
また、PCとネット環境さえあれば、BrickLinkから「Studio」という3Dモデル制作アプリを落とすことができ、これを使うことでレゴを買わなくても無料でPCで組み立てを楽しめたり、自分で説明書(通称インスト)が作れたりします。
上記のギャラリーのもので3Dモデル化して自分のPCでじっくり見ることもできるので、PCを持っている方には猛烈におすすめです!
ちなみにわたしは昨日Studioをようやく入れ、そのすごさに圧倒されているところです。これが無料で楽しめるレゴ、まじですごいわよ。
さいごに:みんな、一緒に遊ぼう
もういい歳の大人のわたしがレゴにこれだけハマっているのには、その見た目が可愛らしいことや手を動かすことが楽しいから というのもありますが、ブランドが出している多様性のメッセージが大好きだから という理由があります。
例えば、"レゴシティ"という街を作るシリーズには、車椅子に乗る人や補聴器をつけている人などが当たり前のように出てきます。
女の子がスペースシャトルで働くセットもありますし、フェラーリを組み立ててニヤリとする女の子のCM、育児をするお父さんもたくさんいます。
クィア・アイのコラボ商品もありますし、「レゴ®ブロックの遊びは、どなたにも楽しんでいただけます。人種や性別、恋愛対象は関係ありません。」と公式サイト(https://www.lego.com/ja-jp/page/why-i-designed-everyone-is-awesome?icmp=LP-SHCC-Standard-Project_Rainbow_CC_Block_1-PR-MT-QAXDTRW46D)にもしっかり書かれていて、一貫して"多様性"というメッセージを伝えているブランドです。
ただ、とても残念なことに、いまの日本のレゴユーザーにはその魅力が届ききっておらず、「子どもが遊ぶもの」「バケツを1個買って、ちょっと遊んだら終わり」というようなかなり狭いイメージに集約されてしまっている気がします。
運よく大人向けレゴのページにアクセスできても、高額商品だらけだったり、飾る場所がそこまでないことに尻込みしてしまう人も少なくないのでは!と思うのです。
だけど、レゴは、少ない量でも買えるし、めちゃくちゃ手軽に遊べるんだよ~!!!!
オリジナル作品が作れなくても、たくさんのお金がかけられなくても、月に数日/年に数日しか遊べなくても、レゴブロックは広く優しく、すべてのユーザーに開かれています。
日本の初心者AFOL(Adult Fan Of LEGO、レゴユーザーたちで使われている用語)として、やろうかどうか迷っている大人のみなさんを、わたしは待ってます!
一緒に遊ぼう!
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