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Sちゃんと算数教室 いなくてもキレる人

フロリダにいる間、毎日がっつりお勉強した(もといさせられた)Sちゃん。日本に帰ってから、せめて算数だけでも私が見られればと、フロリダにいる間に、算数教室のタブレット受講を始めていた。

でもSちゃんは小学生男児。まだ3年生だし、誰かが月謝を払っているだなんて頭をかすることもないお年頃。でも宿題は毎日やってほしい。なので、算数教室の宿題を毎日やるごとに、100円のお小遣いをあげる約束をした。1ヶ月約3000円。小学生のお小遣いとしては妥当な金額だよね?でも、やらなかったらもらえないだけじゃなくて、100円マイナス。


貯めたお金で何を買うかはSちゃんの自由。私は一切文句を言わない約束をして、フロリダにいるうちに貯めたお金(フロリダでは、毎日2回分の宿題をやって、もといやらされていたので、倍速で溜まった)で早速ゲームのソフトを買って、Sちゃんはとっても嬉しそうだった。

私がフロリダに戻ってしばらくした頃、Sちゃんがメッセージを送ってきた。いわく、「今日野球見に行って疲れた。100円引いといて」

これにブチ切れた私、「お金の問題だと思ったら大間違いです。やりなさい」と返信。結局Sちゃんはしっかり終わらせて、えらいね、頑張ったねで終わったんだけど、これでよかったのかな。一抹のもやもやが残った。

いままで大人の都合だけでつつきまわされてきたSちゃん、Sちゃんの意見も尊重するし、大人だって嘘つかないで、決めたことは守りますって伝えたかったんだけどな。だけど、100円払えば(って私のお金ですがね)宿題やらなくていいっていうのもどうかね。子供時代の私が大喜びで悪用しそうな手口。今回こんなふうに約束を反故にしちゃったけど、もっといいやり方あったのかな。

まあでも結果オーライというか、今回の一喝(テキストメッセージだったけれども)で、私の「怒らせたら怖い人」判定はさらに格上げされたらしい。

その事件の後、Sちゃん毎日「終わりました」のメッセージをくれるようになった。ついでに国語ドリルの音読と漢字練習も、毎日ほんの少しずつやって、おばあちゃん(私の母)に丸付けしてもらった写真も送ってくる。来年も続いてるといいな。で、来年の夏もフロリダで一緒に過ごせたらいいな。

ちなみに写真は、2回の窓枠に登ってこんにちはしてきたイグアナ。こないでお願い。

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