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【書籍レビュー】 あなたがひとりで生きていく時に知っておいてほしいこと ひとり暮らしの智恵と技術

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★★★★☆ 「生活哲学」の本・辰巳渚さんの遺作

生活哲学学会を創設した方らしく、生活における独自の哲学をもっている方のようです。最終章で「人生十二相」という”一般的な人生のプロセス”をまとめたものが出てきます。哲学的な要素があり興味深いですよ。

この本では、一人暮らしによる「自立」に挑戦する人に寄り添って、
自炊、洗濯、掃除などの生活のコツについて絵図入りで説いています。

絵図入りなので、パラパラと見ても参考になります。

章立てが、第1章 はじめの3週間、第2章 つぎの3ヶ月…というようになっています。実際に一人暮らしをはじめた人が、ときどき手にとって読むことを想像した内容となっています。
実際、著者は息子が一人暮らしをはじめたタイミングで本著の執筆を始めたらしく、読みすすめるにつれ、母が子に手紙を書いているような感覚も覚えます。

辰巳渚さんのお名前をどこかで見覚えがあるなと思ったら、
どうやら、学生時代、地元の図書館で生活関連の本の背を見ていて、
よく辰巳渚さんのお名前を見ていたからだと気づきました。
内容的に””生活の知恵本”なので、リラックスしたい休日に気軽に手にとって読めるのも、本の魅力かと思います。

「自立」「家事」について最終章で哲学的に語られています。
アドラー哲学の影響を大きく受けているようです。
『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー,1996年)の自立に関する内容にも重なることが書かれていると思いました。

少し、気になる点がありました。お金についての部分です。
お金については、他人に借金するべからず、貯金をすべし、と書かれていますが、変化が激しく先が読めない時代において、貯金だけでは生き延びていけないのではと思います。
これから「自立」に向き合う10代・20代には、貯金以外の”お金を使う能力”も必要となると感じているからです。

辰巳渚さんは多くの著作を残されています。
他の著書も気になりました。

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