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すべての道は人事に通ず。

本記事は「10X アドベントカレンダー2022」の12/15の記事になります。ちなみに本日は赤壁の戦いがあった日にだそうです。

昨日は、BizDevのYoshikaiさんでした。僕もICLしたいです。BizDevの心得、勉強になります。

さて、10Xメンバー定番の「好きなスーパー」と「お気に入り商品」。

好きなスーパーとお気に入りの商品

「好きなスーパー」
私はライフが大好きです。個人的なポリシーとして「できるだけ、将来残ってほしいお店・商品・サービスに課金をする&課金を続ける」ことにしています。

ある仕事でヘトヘトになった日。
保育園でお迎えの後に、子供と一緒にライフへ買物へ行った際、子供が陳列されていたトマトを落としてしまいました。散乱するトマト。拾い集めていると、忙しい時間帯なのに助けに来てくださるライフの店員の皆様。そして、「ごめんなさい!拾って、購入します」と謝罪する自分に対して「こちら、気にしなくて大丈夫ですから!お子様見ててあげてください」という温かいお言葉。この時、僕は決めました。ライフに課金を続けようと
本当にライフの店員さん、子供に優しいのです(複数の店舗で同じことを感じているので、会社のカルチャーなのだろうな、と推察しています)

「最近のお気に入り」
王道キムチにドハマリしています。最近容器もパワーアップし、より保存も簡易になりました。ぜひ一度試してほしい逸品です。

さて、アドベントカレンダーということで、テーマに迷走し、「なぜ、私が10Xで勝手に人にあだ名をつけるのか」という話にしようと思ったのですが、全く需要がなさそうなので、もう少し真面目なトピックにしました。

(おそらく)すべての道が「人事(や組織)」につながっており、それはとても楽しいし、重要だと思う、ということをお伝えしたく、自分の事例を書いています。

なお、自分自身は過去のキャリアバックグラウンドから、業務にあたるスタンスとして「未然に防げるものは徹底して先読みして防ぎたいし、そこに頭のメモリを使いたい。けれど、不確定要素が多いので、考え抜いてもわからない部分は、とにかく『やってみなはれ』で大胆に進めてクイックにトライ&エラーを繰り返す」というところに繋がっております。

忙しい人のための三行サマリー

  • 人事ほど深遠なトピックはないな、と最近思っている

  • 国際協力の道も人事に通じていた

  • スポーツの道も人事に通じていた

国際協力の道は人事に通じていた

私の最初のキャリアは国際協力の仕事でした。最初のOJTは南アジアの某事務所で3ヶ月半、そこで諸先輩方や現地のスタッフの皆さんからビシバシご指導頂いたわけです。

開発途上国のプロジェクトでは予期しないことがたくさん起きます。

  • 突然プロジェクトの主要メンバーが更迭される。

  • 真の理由がわからぬまま、「法律が」「政治家の命令で」とプロジェクトが遅延する。

  • 突然政権が変わる。法律が変わる。

  • 不正が起きる。

  • 数ヶ月積み上げてきた交渉が、突然反故される。

  • プロジェクトで事故が起きる。

  • 工事中に不発弾が見つかり、プロジェクトがストップする。(実体験)

そんなら、トラブルをバシバシ解決していく諸先輩方を「充実しているな〜、かっこいいな〜」と横目で見ておりました。

そんな中、ある日、先輩が教えてくれた話。

自分はとても尊敬している先輩がいる。その人は、全く目立たないし、高い評価も受けない人だった。ただ、担当しているプロジェクトは一度も炎上しなかった。常にプロジェクトに関わる人から慕われている人だった。

目から鱗でした。そもそもトラブルが起きないように未然に防ぐほうが価値が高いのだと。

お会いしたことが無い人なので、もしかするとその方は、プロジェクトそのものを適切にストレッチしていなかったのかもしれません。具体的な成果をどの程度だったのかわかりません。

ただ、この話から「外部要因のせいにせず、適切にリスク管理・先読みし、トラブルがトラブルになる前に予防・コミュニケーションを取る」ということが如何に重要か、と当時の自分は学び、キャリアの中で大切にしてきました。

これは、まさに組織における人事の機能だなぁと。組織が外部要因の影響も踏まえながら、組織が軋まないように、コンディションを観察しながら、必要な施策や機能提供を行っていくことが大切。

「これってもしかして、国際協力の仕事….10Xの人事に…つながってる??」

「君の名は」のあのセリフ風

スポーツの道も人事に通じていた

私は、ラグビーというスポーツをしていました。高校までは結構真面目にやっていました。プレイヤーとしてはへなちょこでしたが、比較的思い入れは強いほうだと思っており、「ラグビーに恩返ししたいな」という思いつきで、仕事を変えてしまったくらいです。

自分自身はプレイヤーとして本当にへなちょこ(2回目)でして、足も遅いし、大して身体も大きくない、スキルも中途半端だったな、と。ただ、最後はまぁまぁ試合に使ってもらうことができました。

その一つの要因は、「怪我をあんまりしなかったし、パフォーマンスにムラがなかった」というのがあると思っています。

起用するコーチ側からすると、当然「こいつを出しておけば、なんとかしてくれる」というスタープレーヤーも大事だと思うのですが、「ここはこいつを出しておけば盤石だ。怪我もしないし、パフォーマンスも安定している」という選手のほうが先にリストアップされるのではないかと。

サッカーについては全然わからないのですが、昨今のワールドカップで得点を上げて目立つ選手の影にはきっとそんな選手がいるのだろうな、と思いながら、試合のダイジェストを見ています(そして、「そういった選手はダイジェストに映らないんだよな」と毎回最後に気づく…)

これは、まさに組織における人事の機能だなぁと。決して目立たないけれど、組織にとって重要な動きをムラなく行う。居てほしい時にそこにいる。

というわけで、僕は10Xの大野均、もしくはルーク・トンプソン、はたまたジャック・コーネルセンを目指したいと思います。

「これってもしかして、スポーツ….10Xの人事に…つながってる??」

「君の名は」のあのセリフ風(2回目)

何が言いたいの?

入社エントリでも書いたのですが、一貫性のないキャリアを歩み、様々な組織で様々なプロジェクトに関わってきました。(おそらく、これを読んでくださっている皆さんも、何かしらのチームや組織で共同作業をされていると思います。)

その中で、「組織というのは強くて、時に脆い」とつくづく感じています。積み上げて創り上げるのはとても大変なのに、崩れていくのは、速く、そして一瞬。

そして組織で働かれる方のインセンティブやキャリア志向、プライベートの状況は非常に多岐に渡っており、それは経年で変化していくので、もはや予知と計算は不可能に近い。加えて、事業環境も変化し、組織に係るプレッシャーも、フェーズも変わっていく。そこには無数の外部要因があります。

その中でコーポレート機能は、いろんなケースを先回りしながら、未来の組織・マネージャーがほしい制度・機能を先読みし、届けていく。それが求められるのだと思っていますし、そういった活動を通してでしか、強さを持続できる組織はないのだとも思います。

「勝とうとするな 負けの99%は自滅である」
(セブン・イレブンの書籍コーナーから、自分に語りかけられているようで身が引き締まる思い…が…中身は読んでません)

https://presidentstore.jp/category/BOOKS/008171.html

弊社のケースでいえば、挑んでいる課題も社会的に求められている、経営も質実剛健、メンバーもカラフルで頼もしい方ばかり、という状況であって、うまく行かないケースがあるとすれば、「組織が持続的に強靭でいられるかどうか」という気がしております。そもそも事業環境は読めないし、運の要素も強いので、どんな状況にでも耐えれる反脆弱性の高い組織であり続けることが重要だと思う次第です。

だから「人事って、大事なのはわかるけど、何が面白いんだっけ」というところに、自分は深淵ある知的エキサイトメントを感じていますし、なんだかんだ自分の経験してきたことは今につながっているなぁ、と思うこの頃です。

組織、そしてそれを構成する「人」ほど不確実なものはありません。当然、すべてを予知することは不可能だけれど、可能な限り、未来の組織がほしいことを先回りし、不要なトラブルになりそうな種を潰し込んでいくことが重要だな、と感じます。

自分自身は、(当然、トラブルや予想外はゼロだとしても)「10X、組織イシュー顕在化せずに、順調に成長して、社会価値発揮しているよね」という部分への貢献にフルコミットしており、それを成し遂げたいと心底思っています。

まとめ:もしかして、あなたの道も….10Xの人事に…つながってる??

当たり前なのですが、特定の特殊業務を除き、世の中で構成されている仕事の多くは「組織」で動き、「人」と協力しながら進めるものです。きっと、これを読んでる皆さんの道も人事に続いている(はず)。

というわけで、この記事を読んで「もしかして、私の道も….10Xの人事に…つながってる??」と思われた方、ぜひご応募を!

もともと採用とHRBPと分けていたものを最近、「One HR」にしましたので、より多くの方にご応募いただけると思います。

もし「あれ、自分の道、そこへ繋がっているか、ちょっと不安だな」「そもそも人事の経験ないし、応募要件にあってるのかな」という方は、一度カジュアルにお話できればと思います。

そして、組織のカルチャーは、強靭な組織をつくるためにものすごく重要だな、と毎日感じています。そんなカルチャーポジションも空いています。やりがいしかないポジションです。
そもそも日本にきちんと定義された「型」や「あるべきカルチャーの形成」みたいなものは、ほとんどないと思いますので、共にスクラッチから作ることを楽しめる方のご応募、お待ちしています。

明日の投稿は たきもさんです!お楽しみに!


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