難民と移民

今日の学び

イギリスの様子
昨年イギリスまで、小さいボートに乗ってやってきた人の数は17063人。その前(2020)は8460だったから、倍以上に増えている。

その人たちはPush and Pullのどちらか。
Push:自国から出なくてはいけなかった人たち。
Pull:自国以上に他国に引き寄せられた人たち。

18歳以下の子どもの受け入れもしているが、18歳になると母国に帰還する条件が課されている。(実際には、なんだかんだで18歳以降も残っていることも多い)

スウェーデンでの受け入れ
ヨーロッパの中で、スウェーデンが一番多く受け入れをしている。
その一方で、移民・難民の居住区は分けられている。
移民2世・3世でも仕事がなかなか見つけられなかったり、見つかっても収入が低い職種につかされたりする。
→現在は政権が変わって、改善を試みているが、差別の問題が大きくあるらしい。

3つのwell-being
Material well-being:物質的に満足できる。
Social well-being:人間関係など社会的に満足できる。
Subjected well-being:人生に充足感がある。
この三つが揃えば、人間幸せな生活が送れるが、移民や難民は足りていないことが多い。

Refugee and Non-refugee
Caroline Spaas の“Mental Health of Refugee and Non-refugee Migrant Young People in European Secondary Education”より。

難民子どもたちと移民の子どもたちの間で、精神的負荷の差は大きく変わらないらしい。
難民の子どもたちは、親との離別や物質的ストレスによるトラウマによって精神的負荷が大きく、移民の子どもたちは差別による精神的負荷が大きい。もちろん、難民の子どもたちも差別による精神的負荷も持っている。

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自分の中での不明点

・差別を受けて、自分の居場所ができなかったからISISなどの過激派組織に傾倒してテロを起こした人たちがいた中で、なぜいまだに差別や、移民・難民をサポートする組織が足りていないのか。

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個人的見解

スウェーデンの受け入れ態勢が不十分なのは意外だった。

よく、難民が避難国を選ぶと聞く。自国から命からがら逃げてきたんだから、避難国なんか選んでないで、受け入れてくれるところ行きなよって思っていたけど、確かに、こんだけ差別を受けるのであれば、自分が難民だとしたら、より将来性のある国を選びたくなる気持ちも少しは分かるかもしれない。

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