Acid Jazzと音楽のジャンル

今日の学び


Acid jazz
Acid jazzのAcidとは、直訳すると「酸」とか「麻薬」っていう意味があるスラングからきている。

1980年代に「踊れるジャズ」としてジャイルズピーターソンが始めたとされているが、諸説あって、サイモンブースじゃないかとか、1975年のスコットランドのバンドじゃないかとか、誰が始めたのかは明確ではないらしい。

ただ、ソウルとかファンクなどの要素を取り入れていて、グルーブ感を出すというのが特徴。

代表格としては、イギリスのJamiroquai。
“Virtual Insanity”のPVが面白くて、どう見ても床が動いているように見えるんだけど、実際に動いているのは壁で、30人ぐらいの人力で撮影されているらしい。(昔関ジャムで言ってた)

彼の音楽に影響されて、SachimosとかNulbarichとかの音楽が生まれている。ちなみに、NulbarichのJQさんは、JamiroQuaiのJQから名前がとられている。

(余談)
アシッド・ジャズで調べたら、フュージョンって言葉も出てきた。
1960年代ジャズロック→1970年代クロスオーヴァー→1970年代後半フュージョンって流れで、生まれた。
融合っていう意味からも分かる通り、いろいろな音楽を融合してできたもの。あくまで、ジャズの中の一つのジャンル。

それ以外の音楽のジャンル

音楽のジャンルを見てると、ポップ(ス)とかロックとか、R&Bとか、色々あって、改めてその違いとか線引きってなんだろうと思い、調べてみた。

ポップ(ス) 
ポピュラーミュージックの和製英語。海外だとポップと表現。
その時代に合わせた曲調で、キャッチーなメロディがある音楽を指す。
つまり、なんでもポップに含めることができる。

ロック
ギターが入ったバンドが演奏している曲。
1964年にビートルズがアメリカに渡って、売れたことによって火がついたジャンル。(イギリスの音楽がアメリカに渡って売れたというところがポイント)
その後、無数のジャンルのロックが派生している。

ブラックミュージック
奴隷としてアメリカに渡った人たちが、ゴミとして捨てられていた楽器を使って、ワーキング・ソングや霊歌として始まった音楽。
強いビート感とグルーブ感が特徴。
ゴスペル・ジャズ・ヒップホップ・R&Bなどのジャンルが代表格。

クラシック
オーケストラ編成のある音楽。
いかに、作曲者の意図を読み込んで再現するかが求められているのが特徴。

とりあえず、ここでは4つしか載せなかったけど実際には4500種類のジャンルが存在していて、複数のジャンルを跨いでいる曲もあるし、逆にどこにも当てはまらない曲も存在している。

Every Noise at Once
everynoise.com
ここのサイト見てみたら、細かくジャンルと具体的な曲例が聞けて面白い。

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個人的見解

常々、音楽のジャンル分からんなーって思っていたから、なかなか興味深かった。ただ、本当はソウルとかファンクとか、もっと細かいレベルでの違いを知りたいと思っていたから、今日分けた4つの音楽ジャンルをさらに一つずつ深掘りして調べてみたい。歴史的流れとか関連論文とかも読んで、信頼性のあるリソースを使ったら、より深みが出て面白そう。

音楽でもダンスでも、何でも当てはまるけど、人に影響されて新たなものが創作されている流れは、人間らしさが出ていて、個人的には好き。似たもの作っちゃうぐらい尊敬できる人がいるっているのも素敵だし、人と関わることによって得られる良さみたいなのが滲み出ている気がして好き。

4500のジャンルも暇な時にみるのには面白い。mexican tech houseとbrazilian tech houseで、果たしてどんな違いがあるんだろう。

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