コンプレックスを活かして 女性化乳房症の僕 【第2章】クラスメイトはアイドル
そして入学から一ヶ月半が経ち、カレンダーは5月中旬になっていた。
僕は大学が終わるとすぐに帰路につき、バイトへ向かう日々を送っている。
実に平穏な毎日だが、最近気になることがある。
それはまだ5月の中旬だと言うのに気温が高く、暑くて仕方がないこと。
暑いと薄着にならざるを得ず、ナベシャツを着て胸を隠さなければならない。
僕はそれが憂鬱でぎりぎりまで我慢していたが、遂に暑さには耐えられなくなって5月下旬には薄着になった。
一年ぶりに身に着けるナベシャツは、相変わらず締付がキ