note 。
新学期。
ピカピカの表紙、
美しく裁断されたままのページの角。
まだ開き癖のついていない1枚目のページをめくり、
少し緊張しながら、いつもより丁寧に、集中して筆を運ぶ。
前まで使っていたノートには、まだページが残っているし、
もったいないと、怒られるかもしれないけれど。
失敗や汚れが積み重なると、
徐々にどうでもよくなってしまって、
落書きをしたり、殴り書いたり、
居眠りしながら謎の暗号を綴ってみたり、
インクの薄いボールペンの試し書きでページを無駄にしてみたり、
もう 綺麗に書いて褒められよう、みたいな
清い誓いはなくなってしまう。
だからやっぱり新学期には、新しいノートを買うのです。
初心に立ち戻り、スタートを切るために。
twitterでも、facebookでも、blogでも、mixiでもなく、
" note "に書くということ。
ゆったりとした 贅沢な白と、
ふっくらとした 美しい明朝体に、
拙い文は 不釣り合いで、とてもそわそわしています。
心地よい、緊張。
2014年5月2日
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