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Sheffield舞台のミュージカルを見てきた!

イギリスの都市というよりは、日本の都市との比較になってしまうけど、私にとってシェフィールドのいいところは、ミュージカルが安く、近くで観れること。

City CentreにあるCrucible Theatre やLyceum Theatreでは, ミュージカルや演劇が2500円くらい(£15)で観ることができる。日本だったらいい席で見るってなったら7500円以上はかかってしまう気がするが、シェフィールドではなんとその三倍以下!!!

2回目の観劇は”Everybody is talking about Jamie”を。
ミュージカルにとても明るい訳ではないから、定番物しか知らない私が今回全く知らなかったこの作品を観劇するに至った理由としては、

Sheffieldが舞台のミュージカルだから!

そもそも日本が舞台のミュージカルってあまりないから、自分が住んでいる場所がミュージカルの舞台になるっていう感覚は初めてで、また新しい感覚に触れる経験となりました。

ざっくりした感想としては、主人公・ドラッグクイーンになりたい高校生だけでなく、彼を支える母親・教師・親友の葛藤に感情移入できる、勇気のもらえるミュージカルでした。

それに加え、Sheffieldに住んでいる身としては、Sheffieldで感じたり知ったことをSheffieldらしさとして再認識するには絶好な機会でした。具体的な点は後ほど。

本作品から見る”Sheffieldらしさ”

①Sheffieldってまだ保守的な街なイメージ

②クラスメイトのバックグランド構成
昨今ディズニー映画をはじめとした、映画の登場人物のバックグラウンドを以前より考慮した構成になっているのを見かけるようになった。(2017年公開のBeauty and Beastでは、原作とは異なり登場人物の一部がゲイの設定であったり、黒人の俳優の起用があった。)

同様に、と言うよりは今のSheffieldのクラスを忠実に描写したら、と言うのがより正確であるはずだが、クラスメイトとして本作品に出演していた11人のクラスメイトの構成が、友達に聞いた様子が一緒であった。

③シェフィールド訛り全開
休憩に隣のおばあちゃんとお話ししてて、私が「もっとジョークがどう面白いか分かればいいんだけどねえ」って言ったら、「シェフィールド訛りもすごいしね」って返ってきたの。それを聞いて、あ!確かにこれこそシェフィールド訛りじゃん!!!ってなったの。

というのも、日本の大学とは違ってイギリスの大学生は大学の周りにシェアハウスや寮で生活するのが普通だからなのか、シェフィールド出身の学生にあったことがある記憶がない。笑(もちろんシェフィールドに近いマンチェスターやドンカスター出身の子は多い傾向ではあるが)

だから、シェフィールドの訛りってロンドン訛りやReceived Pronunciationでもないのはわかるんだけど、実際どれがシェフィールド訛りなのか分からずにいたのだ。どの学生の英語を聞いてもそれぞれ多種多様なアクセントすぎて一般性を掴めずにいたというのが実情。

じゃあ、何がシェフィールド訛りなのかというのを文字に書き起こすとなると難しいんだけど、"a"の発音がo寄り(upが”オ”ップ、becomeがビ”コ”ム)なのと、語末のreがrを巻かずにすぐに口を開いてaの発音に移行する気がする。(natureがネイチャ”ア”みたいな)
シェフィールド訛りを持っている人に怒られそうだけど、ださ可愛い感じ笑

ちなみに地元のおばあちゃんが出演者のシェフィールド訛りは素晴らしいと言うのだから、正真正銘ののシェフィールドの訛りなんでしょう笑

聞き辛いけどシェフィールド訛りは大好きだよ、おばあちゃん。

シェフィールドを舞台にドラッグクイーンやゲイの話が盛り込まれたミュージカルが誕生した意味

だから、シェフィールド舞台のこのようなミュージカルがあることに勝手に誇らしくなった。

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ということで自分なりに気づいたことをつらつら書いてみたが、特にSheffieldに住む人にはぜひオススメしたいミュージカルというのは間違いない。

今後も”Cabaret”、”Funny Girl”や"Once"(ダブリンが舞台のミュージカル)もやるみたいなので、Sheffieldでしかできないことの一つとして残りの留学生活でも「安くたくさんの生のミュージカルを観る」ということをしていきたい。

(2020.02.13)

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