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娘が入院して感じた免疫力の違和感

免疫力

よく聞くよく使う言葉

私も免疫力あげなきゃーと言ってた。もしかしたら今も無意識に言っちゃっているかもしれない。使い慣れた言葉だから。



娘がもうすぐ1歳半になろうとした頃に4日高熱が続いた後、川崎病と診断され約1週間入院をした。川崎病と聞きなれない病名。それが免疫の疾患と聞いて「免疫が過剰に反応ってなに?!」って。風邪もひかずいて免疫力高いよねーって家族と話して当時。免疫の過剰反応なんて言われ意味が分からない。
娘と入院中、娘が寝たら川崎病を調べ、退院後には免疫力ってなんなの?と疑問になって調べた。そこで免疫力ってそもそもないっていう事を知って。あれ?私間違ってたのかな?って思い始めた


免疫って体の中のシステムであってそのシステムの中に白血球やT細胞だのNK細胞、マクロファージとかいろんな細胞達がいて、体に侵入してきたものと戦ってくれている

(自然免疫と獲得免疫2種類があるんだって。そこは割愛するね)

そうなると免疫力ってじゃあどれが強くなればOK?全部の細胞機能が上がればOK?そもそもシステムなのに免疫「力」ってなに?どうやって強くするの?って。免疫システムの細胞が全部上がってますってどうやって分かるの?


娘がかかった川崎病は自己免疫疾患

自然免疫が体を守ろうと過剰に働いて体中に炎症を起こしてしまったということ
(川崎病はいまだちゃんとした原因は分かっていない病気だけど今は考えられる一番の原因がこれ)


免疫力という言葉で表すと

免疫力が上がった結果、娘は川崎病になったって事(簡単に言うとね)


娘が川崎病になった事で私は今まで何も知らずに免疫力っていう不確かな言葉を使っていかにも分かったように過ごしてきたんだあって。


免疫力って簡単に言っちゃうけど

「免疫力アップ」「これをしたら免疫力が上がる」っていう言葉がすごく薄っぺらい言葉になった。(専門の方は皆がわかりやすくその言葉を使うこともあるみたいだから免疫力って言葉が悪いとは思っていない)



でも生活が不規則だと体の機能も落ちるわけで。それは免疫機能の低下だし、風邪にもかかりやすくなる。じゃあ免疫は鍛えられるのかっていうと鍛えるっていう表現で良いのか分からないけど、生活を整えるという事なのかな。食事や睡眠、普通の生活をする、出来るってことなんだと思う。それがいま世間で言われているように免疫力アップってことになのかもしれない

そして前述した免疫が上がってるってどうやって分かるのか...結局それも「風邪ひきにくくなったなあ」っていうなんとなく体感で得られるわけで中は見えてないのに、免疫力という言葉だけでいかにも適切な方法で健康維持できてますよって言われているように気になるし、本人も自分はちゃんとできているっていう感覚になっちゃう気がする


結局何なんだって事だけど

免疫力ってとてもアバウトな言葉だってこと。この言葉に私は踊らされてた。健康食品やらによくあるもんね。これをやっていれば大丈夫っていう感覚も気をつけなければいけないなと思う
以前は健康食品を取り入れてはこれがあるから大丈夫なんて思ってた

知っていて敢えて分かりやすく使っているのと、知らずに使うのとは後々大きな差になってくるかもしれない。分かった気になって過剰な事をしている場合もある。免疫力という言葉はある意味恐ろしいのかもしれない。


娘が入院、治療、そして今私たちを取り巻いてるコロ助。これまで簡単に考え、特に気にもならなかった事を考えさせられる

情報をいろんな角度から入れる。この情報、この人が言うことが正解という何かに固執しては自分や家族を守るって事はできないかもしれない。情報を得てさらに考えて選択し続けること


そして人の選択に干渉するのも違う気がする。情報に溢れている今の時代に正解、不正解ってそもそもあるのかも分からない。最終的には「生き方」それだけだと思う



免疫力の話からどんどん脱線していきそうだからここまでにしておこうっと。笑


川崎病については私もそうだったように子を持つ親御さんにもあまり知られていない病気だったりするからシェアしておきたいなと思っている。
(当時私は最初の症状をみて手足口病かもなあって思った人)


拝読ありがとうございます♡

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