コーチングを通じて
はじめに
コーチングを通じて、
湧き上がってきた感情や言葉、気づき。
少し時間は経ってしまったけれど、
気持ちと時間に余白がある今、思うがままに
丁寧に、此処に残しておこうと思います。
一人で悶々と抱えてしまいがちな、モヤっとした
感情は、言葉の居場所が見つかることで、ようやく少し手離せたような、救われるような、そんな感覚になることが度々あります。
後で見返して、自分自身の拠り所となるように。
そして誰かにとって、一文でも、一言でも、
何か感じることがあったなら嬉しいです。
1.そもそもコーチングを受けようと思ったわけ
『最近やってみたいこと』を話題に、
友人と会話していた時のこと。
友人「最近やってみたいことはある?」
私「うーん、…してみたいかも」
友人「え、やったらいいのに!本当はしたいけど、できない・やらないのは何が引っかかってるの?」
私「自分だけで完結することに意味を見出せなくて、優先度を下げているのかも。」
友人「他人に還元できないって断言しちゃうこと、
自分だけで完結したら意味がないって決めつけること、それって(私に)失礼なことじゃない?
(私の)中にいる人に話しかけるとしたら
大反対したくなるよ。」
私「たしかに、、他人に対してだったら
そう思うよなぁ。」
友人が投げかけてくれた言葉(とってもありがたい..)で、無意識に自分に向けていた考えを客観視できて
他人に接するように自分にも接することは、
こんなにも難しいのか、とハッとした
一つの出来事だった。
自らの無意識な考え方によって、
何かを諦めてしまうこと、選択肢を狭めていることは、案外多いのかもしれない。
“思考のクセを知って、
上手に付き合えるようになれたら”
“少しでも自分らしく、なりたい方へ向かって、
これからを、心地よく過ごせる時間を
増やしていけたら”
“絡めてきた糸が解けたら、もっと軽やかな気持ちで日々を生きられるのではないか”
そんな想いが、ふつふつと湧いてきました。
2.日向子と影子、そして大人な自分
誰の心の中にも、小さな子どものように素直で、
ワクワクすることが大好きな「日向子」と
過去のネガティブな出来事から傷つきやすい心を
持った「影子」がどちらも存在する。プラス、
歳を重ねると「大人な自分」が存在してくる。
この例えが分かりやすくて好きだ。
場面によって、いずれかが登場して、
私たちの感情に影響を与えている。
自分が心地よく過ごすために大事なのは、
「影子」の傷に目を向け、受け入れ、
「日向子」が出てきてくれるように、
「大人な自分」が導いてあげること。
例えば、私の場合
我慢をしていた大人を見ていたことや、
考えを否定されることが多かった過去の経験から
こんな禁止令を出す「影子」がいた。
・我慢をしないと、快楽や幸せには繋がらない
・自分だけが幸せになっていてはいけない
・誰かの役に立っていないといけない
・ネガティブな感情は外に出してはいけない
自分が心の底から楽しんだり、幸せになることに
対する、謎の罪悪感を持っていた。
※ここで、コーチから過去を振り返るときのポイントとして教えてもらったことが、「過去を通して、
自分の落ち度を探っていくのではなく、
今に繋がった“事実”として捉える」ということ。
ただ苦しいだけにならないために、大事なこと◎
一方で、「日向子」はこんな時に出てきやすい。
・ありのままの感情や感覚を受け入れてもらえた時
・誰かとプラスの感覚を共有できた時
・自分で考えたことが形になった時
こんな2つの内なる子がいることを自覚して、
「大人な自分」がまずは小さく行動に移してみる。
→まずは信頼できる人に、心を開いて
感情を伝えてみる
→その時、ネガティブな感情も含めて
受け止めてくれた
→話してくれたことをむしろ喜んでくれた
そんなふうに「影子」を癒し、安心させるような
行動を積み重ねていけたとしたら、きっと自然と「日向子」が顔を出してくれるはず。なぜなら
「日向子」は意識せずとも、喜ぶことを
たくさん知っているから。
私はコーチングの前後で、ずいぶんと心が軽くなったように思う。それは「影子」に矢を向けて責めることが少なくなり、「日向子」を喜ばせる選択肢を考えられるようになったから。
ゼロにはならないけれど、この3つとバランスよく付き合う考え方を知り、日々の中で意識できるようになったことは、私にとってすごく大きな財産。
3. “自分らしく”にたどり着いたこと
過去や今を振り返っていく中で、改めて気づいたことは、全ては「ありのままの気持ちでいられる時間を増やしたい」という共通した目的に繋がっているということ。そして「その中で人を想ったり、繋がりを感じながら生きていきたい」ということ。
自分らしく過ごす時間を増やすためには、これまでつらつらと書いてきた「考え方」だけではなく、
具体的にこの3つを、自分に合ったバランスで
変えていくことが大事。
①心理的(ex.考え方)
②経済的(ex.理想的な収支のバランスは?)
③時間的(ex.何をして過ごすか、家族や友人と過ごす時間はどれくらい?)
その時の環境や心境によっても変わってくると思うので、すり合わせしながら、行動しながら、
一つずつクリアにしていけたら◎
4.モチベーション待ちではなく、”やってみる”が先
コーチから伝えてもらったことで印象に残っていたのが、「考えることに逃げていない?」ということ。
モチベーションが湧いてから始めようとする人が
多いけれど、小さく行動し始めることで、はじめてやる気が湧いてきて、生まれる感情があるよ、と
話してくれました。
意識しないと、ついつい完璧主義な思考グセを
発揮して、考えることでモチベーションを上げようとしたり、事前に考えすぎて踏みとどまってしまうので、、
「行動が先」を合言葉に、
時には考える隙を与えない工夫をして(笑)
小さく行動し続けられる自分でありたいなと
思います。
5.おまけ(おすすめ映画や本)
コーチング期間中に出会い、自分の本音を
引き出してくれた本と映画をご紹介。
↓
1)ただいま神様当番(本)
大好きな青山美智子さんの作品。
お茶目な神様と向き合い癒していくうちに、
自分を喜ばせる選択をしたくなるような気持ちに。
青山さんの本は、登場人物にどこか親近感を感じる要素があって、読後はいつも安心感に包まれる。
優しい余韻が残って、明日からの日々を少し晴れやかに感じさせてくれます。
2)「本当の自分」がわかる心理学(本)
コーチに紹介してもらった本の一冊。
内容が濃いめで、心理的なワードや要素が詰まっているので、より深く自己分析したい方におすすめ。
過去の傷の癒やし方や、思考の癖から抜け出すためのワークなど、心の要素を分解しながら、論理的にわかりやすく書かれています。
3)ミステリと言う勿れ(映画)
ふと見にいった映画だったのだけど、
最後の結末に、私はこのためにコーチングを受けたんだ..と電撃が走ったように、腑に落ちる感覚になりました。
無意識に絡み付けてきた糸は、自分だけで解くことは難しいからこそ、身体をケガしたら病院に行くように、心に違和感を感じたら、もっと気軽に専門家を頼ってもいい。そんな風潮が海外だけでなく
日本にも広まってほしいなと心から思いました。
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