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【インタビュー】~軸は「想像力を持って働く」こと~ リクルートでの気付きから得たリーダー像とは

こんにちは~☀️

今回もSHE(Webデザインスクール『SHElikes』の略)の課題として提出したものをリライトしたものです。

私の通っているSHEと同じグループにある「※SHEmoney(シーマネー)」のブランド責任者を務める松尾真里さんのインタビュー記事になります。

私、現在アラサーなのですが、歳もそんなに変わらない女性がブランド責任者としてバリバリ活躍されている姿を見て、
ただただ「あぁ……すごいなあ……」と。(語彙力)

ただ、松尾さん流のマインドの持ち方自体はきっと私も含め読者の皆様も
マネが出来るはず。
それを信じて一歩ずつかっこいいキラキラした大人になりましょう✨

※SHEmoney(シーマネー)はこちら⇓


以下はWebデザインスクール「SHElikes」で提出した課題をリライトしたものです。

大手リクルートを退職。そして、30歳になるまでの挑戦として、前代未聞の「自分らしい資産形成」作りのマネジメントを手がけるSHEmoneyというブランドを立ち上げた松尾真里さん。

リーダーとしてメンバーと日々接していく中で、彼女が大事にしているマインドの中には、リクルート時代での紆余曲折とした経験で得た多くの気付きが含まれていた。
今回は彼女なりに構築したリーダー像、大切にしているマインドについて深堀をしていこうと思う。

SHEmoney設立への道のり、そこには数々のきっかけと挑戦があった


そもそも松尾さんが手掛けるSHEmoneyというブランドはどのようなものなのだろう。この問いから始まった本取材中、松尾さんは終始笑顔で快活に答えてくれた。

「SHEmoneyとは、一言でいうと『自分らしい資産形成ができるようになる』マネースクールになっています。
マネースクールというとお金を稼ぐとか増やすみたいなイメージがあると思うんですけれど、いの一番に自分にとっての豊かさはどういう状態なのかをコーチングを通して、しっかりとあぶり出していきます」

一人一人が連想する豊かさを講師とのコーチングから言語化し、資産運用をサポートするという新しいサービスを展開しているSHEmoney。
新規事業立ち上げという挑戦を思い描くようになった原点は、学生時代のアメリカ シリコンバレー近辺の留学経験まで遡る。

「毎週それこそGoogleを始めとするスタートアップに企業訪問をする中で、『やっぱりIT技術、プロダクト作る人かっこいいな』という憧れを抱いたというところが多分最初のきっかけかなと思っています。

その当時は『絶対やりたい』みたいなのがあんまり見られなくって、
まずは最初に起業家輩出と謳われているリクルートで事業開発ができる人材になるところを目指して入社を決めました。

ある程度やれそうかなと思ったタイミングに、事業アイデアを起業家達から自主的にフィードバックをもらうみたいなことをやっていたんです。
突然、SHEmoneyの親会社であるSHElikesの代表から『ランチ行こう』と言われて。
今後はライフコーチングカンパニーとしてあらゆる領域での伴走するっていうところの構想は決まっていて、『次ファイナンス(を展開したい)かな』みたいな感じで声をいただいて」

代表からの声掛けで、大きなキャリアチェンジへ踏み出した松尾さん。
しかし、内に秘めたある思いがさらに彼女の背中を押したようだ。

「もともと二十代で何かをやりきったキャリアを積みたいと思っていて。
出産前後で例えキャリアから一瞬離れたとしても
『いや、私ここまでやってきてるんで』という、紋所みたいなのを作っておきたかった」

リクルート 時代の失敗経験から学んだ「想像力を持って働く」というマインド


現在、メンバーを束ねるリーダーとしてチームを先導している松尾さんだが、リクルート時代では対人関係においていろいろいろいろと失敗を重ねてきたようだ。

2つの経験談の内、そこから学んだことをまずは新人時代の経験から語ってくれた。

「新人の時に想像力を一切持たずに働いていたことがありました。
とあるクライアント納品がある仕事で全然想像力を働かせなかった結果、
期日も守らない、勝手に伸ばすことをした上で、次の人に渡して……。

その次の方が短納期でやって下さったから最終的に間に合ったんですけど、その結果、最終アウトプットのクオリティがめちゃくちゃ下がって、
周りの人達全員の信頼も失うという事件を起こしてしまいました……。

ああ、なるほど。仕事っていうのはバトンパスなんだな。
じゃあバトンパスなんだったら相手への想像力を働かせて仕事に対峙することが大事なんだなと思いましたね。

『今松尾の信頼残高ゼロじゃなくてマイナスだから』

そう当時の上司から言われて、もうすごく辛くて……。
そこからは、新人でスキルもそんなにないので、スピードでまず信頼貯金を作ってから、その間にスキルを身につけて早くクオリティが高いものを出すということを地道に1年ぐらいした結果、3年目で結構大きいプロジェクトのリーダーに選んでいただきました」

なんとか周囲の信頼を取り戻し、3年目に一大プロジェクトのリーダーに就任するも、そこではリーダー像の在り方について苦悩したようだ。

「最初はトップダウンみたいな感じでやっていたんですけど、
それでハレーションが起きて、チームが崩壊しちゃった経験があるんですね……。

リクルートのリーダー像でいうと、いわゆる引っ張っていくリーダーというところが、正解だと思って、一生懸命頑張ってたんですけど、
でもなんか自分のスタイルとちょっと違うなって……。

その時にちょっと立ち止まって、私はフォロワーシップの方で、
一緒にやってる仲間に、「私ここ全然出来ないんだけど、めっちゃ得意ですよね?ちょっと助けてくれませんか」みたいな感じでコミュニケーションをガラッと変えたら、ワークするように!

結果、そのプロジェクトで史上初の全KPI達成という成果まで出せたんですけど、それは自分の違和感にちゃんと気づいて、立ち返って、というところがあったかなというふうに思います」

今、リーダーとしてコミュニケーションやマインドの持ち方で大事にしていることとは


リクルートでの気づきを経たまさに今、メンバーやSHEmoneyの受講生たちとの日々のコミュニケーションで、心がけていることについて聞いてみた。

「コミュニケーションの中で大事にしているのは、心理的安全性です。
特に新規事業の場合、正解がないので、普段から色んなアイデアが出やすいように、もうどんなアイデアでも出していいし、
まず『いいね!』、『もっとこうしたらいいよね』というコミュニケーションはメンバー同士でも雰囲気作りに気をつけているかな」

「中でも(新規事業の立ち上げで)多分頑張れる指針になるものって、SHEmoneyの事業としてやりたいwillと個人が持ってるwillですね。
その重なりがあることが、言われたからやるんじゃなくて、
『自分の意思がこうしたいからこれに関わってる』という意義付けがすごく大事。
これは社員でも、業務委託の方でも、全員に対して、コミュニケーションをとる上で工夫しています」

仕事をする上で、どうしても上手くいかず、進まない時だってある。
松尾さんはいわゆる「一人で塞ぎこむ」ということをあのリクルートの経験からやめたようだ。

「『正直ここ行き詰まってるんだよねー』『まじつらい!』と、
あんまり格好つけずに、そのまま話しちゃってますね。

悩みって一人で持って一人で解決しようとするときついと思うんですけど、シェアするとかなり負担が減るというか。
私は仲間たちにシェアするというところで乗り越えてきたところがあるかなと思います。

また、『人に頼るっていうことが悪だ』と思っていたとしても、
『本当にその成果ちゃんと出すとか、事業成長させたいみたいなところがあるんだったら、いろんな人の手を借りて最終アウトプットがめちゃくちゃ良いほうがいいんじゃない?』と目的の視座を一段あげてあげるようにしています」

話を聞いていると、まさにリクルート時代の学びである「想像力」を働かせることで、円滑なコミュニケーションとは何なのかを常に意識しているように思われる。

しかし、想像したり、人の感情に敏感であり続けるのは自分自身にも余裕がないと難しいものだ。そこには、周囲の僅かな変化にも対応出来るように、松尾さんなりの工夫があるようだ。

「私の尊敬する上司がめちゃくちゃ忙しい方だったんですけど、
必ず「ちょっと今良いですか?」と相談したら、絶対に話を聞いてくれるんですね。
物理的にこんなに忙しいのに、どうしてそれが出来るんだろうと思って聞いたことがあるんです。上司が言っていたのは、就業時間内に一時間くらい暇な時間をつくることをタスク管理してる、と。
なので、余白は作りたいなと思って実践しています。

また、相手のちょっとした表情や表現とかで『なんか普段よりちょっとネガティブ』みたいなところのセンサーを働かせるようにしていて、
最近なんか悩んでそうだなと思った瞬間に『ちょっとご飯行く?』、
『コーヒー行こっか』みたいな感じで声をかけたり、1on1を入れたりしています」

松尾さんの話から見えてきたのは、コミュニケーションでは一度立ち止まって相手と自分を俯瞰して見てみることの大切さだ。
それこそ「想像力」を働かせること。
また、相手の真意を掴むには自分自身の余力も必要だ。

しかし、時には自分の胸の内を自ら曝け出したって良い。
自分だけの「想像力」だけでは限界がある。
その叫びを相手が受け取ることで、上手く精製してくれて潤滑油としてコミュニケーションが再燃することだってある。

今一度、あなたのコミュニケーションに対するマインドを確かめてみる良い機会かもしれない。





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