見出し画像

政治体制を作ろう!①【架空国家を作ろう!そして、架空国家の民になろう! Part 6】


   マナカタの遅刻癖がひどいです。前回の記事を読みながら待っててく
   ださい。


  はぁ、、はぁ、、お待たせ。

  家に鍵をかけたか心配になって一回家に戻っちゃったんだよ。

  それで遅れました。ごめんなさい。


   言い訳はいいですから、早く建国の作業を進めましょう。


  架空国家作りに乗り気になってきたね!


   違います。

   やり残している作業があると、ずっと気になってしまうんです。

   だから早く作業を進めたいんです。


  ほんとは、結構乗り気のくせに。


  シバき倒しますよ。


  ごめんなさい。


   今回は何をしましょうか?


  今回はエリサルディアの政治体制について考えていくよ。


   政治体制ですか。これまた大変そうですね。


  そうだね。

  この作業は、今回だけで終わらせることができないと思う。

  覚悟してね。


   覚悟はとっくのとうに決めてます。

   では、始めましょう。


  まずは我らの架空国家「エリサルディア」についておさらいしよう。
  
  エリサルディア
   体制:立憲君主制
   人口:2億3000万人(日本の約1.9倍)
   面積:140万㎢(日本の約3.6倍)
   国土:以下の地図の緑のエリア

   首都:ブレクウォーク(以下の地図の赤丸で示したエリア)

   国旗:以下の画像

   という感じだよ。相変わらずの大国っぷりだね。


   政治体制の話で肝になるのは、やはり立憲君主制ですよね。


  その通り。

  立憲君主制とは、憲法によって君主の権力が制限されている体制のこと
  で、「制限君主制」とも呼ばれるよ。

  でも、立憲君主制と一口に言っても、君主の権力をどれくらい制限して
  いるかは国によって様々だよね。


   そうですね。

   ざっくり言うと、君主の仕事を儀礼的なものに留めるのか、それとも
   君主もある程度の実権を持つのか、ということですよね。


  そういうことになるね。

  Part 1 で俺は「君主系勢力と政党系勢力が対立する構図」を作りたいと
  言ってるんだけど、

  そういう構図を作るには、民主主義国家にありながら、政党側に匹敵す
  るくらいの力を君主側が持っていなければならないんだよ。


   なるほど。

   「君主もある程度の権力を持っている」という方向性ですね。


  その通り。

  ただ、君主の権力の持ち方に関して二つの選択肢があるんだよ。


   「君主の権力の持ち方」とは、どういうことですか?


  憲法が直接的に「君主は権力を持っていい」と規定しているのか、それ
  とも、憲法は君主の権力を制限しているんだけど、それが形骸化して
  「事実上、君主が権力を持っている」のか、みたいなことだよ。


   ほう。そういうことですか。

   私は後者がいいと思いますけど。

   憲法による君主権力の制限が形骸化している方が、「君主系勢力と政
   党系勢力が対立する構図」もより面白くなりそうですけど。


  じゃあ、そうしようか!

  エリサルディアは立憲君主制国家であり、エリサルディア憲法も君主の
  権力を制限しているけれども、実はもう形骸化していて、君主はある程
  度の権力を持っている。それゆえに政党側と対立している。

  っていう状況だね。面白そう!


   エリサルディアの設定に深みが出た感じがします。


  だよね!

  いい感じ。いい感じ。


   そういえば、エリサルディア憲法は、君主の権力の制限についてどの
   ように規定してるんですか?


  君主の行為は、内閣の助言に基づく外交儀礼や宗教儀礼だけに制限され
  る。的な?


   日本国憲法下の天皇の国事行為みたいな感じですね。

   でも、エリサルディア憲法のその規定は形骸化していると‥‥

   ところで、なんでそうなったんですか?


  えーと、エリサルディアでは、愛国派や保守派、王家の血筋に連なる名
  家が大きな勢力を持っていて、彼らが王を強く厚く支持している。彼ら
  は国民の支持を安定的に獲得していて、国会にも多くの議員を送り込ん
  でいる。それゆえに、政権を運営していくには、王や王の支持者の意向
  を無視できない。エリサルディアでは、どのような政策も彼らとの合意
  を取り付けてはじめて実行が可能となる。このようなことが常態化して
  いるから、王の発言力はどんどん高まっている。

  これでどうだ!


   合格です。それでいきましょう。


  ありがとうございます!

  ‥‥って、いつのまにか審査される立場になってる!


   

   

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?