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政治体制を作ろう!②【架空国家を作ろう!そして、架空国家の民になろう! Part 7】


   前回の記事を読みながら、マナカタを待ちましょう。


  こんばんは。今回も国家作っちゃいましょう!

  前回は、エリサルディアの立憲君主制の現状について考えたね。


  エリサルディア憲法は君主の権力の制限を規定しているはずが、実はそ
  の規定はもう形骸化していて君主の力が高まっている。それゆえに、君
  主側の勢力は政党側・議会側の勢力と対立関係にある。

  みたいな感じになったんですよね。


  そうだね。

  今回は、派閥や政権について考えていこうと思うんだ。


  憲法の規定が形骸化していて、実質的に君主も力を持っているとはい
  え、エリサルディアは体裁上は立憲君主制国家ですよね。

  ということは、一応は国会議員たちが政治を行ってるんですよね。


  そうなるね。

  政党に所属する国会議員たちが議会や内閣での決定を通して国政を運営
  してるんだよ。でも、君主側の勢力が口出ししてくるんだよ。


  君主が政治に口出しできるということは、国会議員の中に、君主の意見
  を代弁するような「君主派」がいるんですか?


  そう。愛国主義的な保守派って感じの「君主派」がいる。

  君主側の勢力は、議会内の君主派の政党・政治家を介して議会に影響力
  を及ぼしてる。


  君主派の政党は与党なんですか?野党なんですか?


  前回俺は、君主側の勢力について次のように言った。

  -------------------------------- 
  君主派は国民の支持を安定的に獲得していて、国会にも多くの議員を送
  り込んでいる。それゆえに、政権を運営していくには、彼らの意向を無
  視できない。エリサルディアでは、どのような政策も彼らとの合意を取
  り付けてはじめて実行が可能となる。
  --------------------------------

  この状況を作るために、君主派を連立政権に組み入れたいんだ。


  なるほど。

  「連立政権」って「複数の政党から構成される政権」のことですよね。


  その通り。

  ただ、連立政権内での君主派と非君主派のバランスはどのようにしたら
  いいかな?


  というか、そもそも「非君主派」って具体的にどのような派閥なんです
  か?


  連立政権内の非君主派は、憲法を遵守し憲法に則した立憲君主制を目指
  す政党、君主の力をより制限した立憲君主制を目指す政党、環境保護政
  党、社会主義・共産主義政党、特定の宗教を代表する政党とかかな。


  それなら、非君主派が連立政権内で多数を占めている方が良いと思いま
  す。

  一応、現状のエリサルディアは立憲君主制国家の体裁を維持できている
  ことですし。


  なるほどね。

  体裁上だとしても、現状のエリサルディアが立憲君主制を保っていると
  いうことは、少なくとも非君主派が優勢にあるということか。

  逆に、君主派が多数を占めてしまうと、立憲君主制の存続が危うくなる
  からね。


  でも、君主派の影響力も無視できないんですよね?君主派との合意がな
  くては政策の実行がままならないんですよね?

  なら、連立政権や議会における非君主派と君主派のパワーバランスを
  6:4くらいに設定すればいいと思います。


  たしかに!

  非君主派を圧倒的多数にしてしまうと、極論的には、君主派の意向は別
  に無視してもよくなるからね。

  だから、パワーバランスを「非君主派:君主派=6:4」にして、「ギ
  リギリで多数派を確保しているに過ぎないので、少数派であっても大き
  な存在感を発揮できている」という構図を作れるというわけか!


  そうした方が、君主派を「無視できない少数派」に仕立てることができ
  ます。


  君主派はきっと、「かつてのような完全な王政を取り戻そう!」みたい
  な極端な主張を繰り広げて、大衆からの支持を獲得しているんだね。


  いつの時代も、旧体制に回帰しようという勢力は力を持ちますからね。

  保守的な大地主や農民層からのウケも良さそうですしね。


  いや~それにしても、助手は設定を考えるのが上手だね!


  いえいえ。

  でも、あなたも凄いじゃないですか。

  自分の空想を私に披露するだけでなく、こうやって全世界に恥ずかしげ
  もなく開陳するなんて、凄いですよ。私だったらそんなこと絶対にでき
  ません。


  褒めるどころか辛辣な悪口!

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