コロナワクチン接種始まる 開発レースと3つの課題

現在、中国・ロシア・欧米において数種類のコロナウイルスワクチンが使用を許可され、実用段階に入っている。

12月に入りアメリカで接種が始まったが、中国・ロシアがワクチン接種では先行している。

日本においては、2021年前半までに全国民分のワクチンの確保を目指している。現在、米ファイザー・モデルナ、英アストラゼネカからの共有を受けることでは合意しており、目処は立っている。

一方、新興国のインドやブラジルでは全人口の30%分の量の供給しか決まっておらず、国家間の格差が危惧されている。

日本においては、接種は希望者が無料で受けられる予定。

接種における課題点は以下。

①ワクチン保管・物流は低温で

→低温で保管する設備がない病院では接種が難しい場合も

②接種の効果は続くのか

→ファイザーは治験で摂取から1~2週間の持続しか確認しておらず、長期間の効果が持続するかは不明。

③安全性

→治験段階では、副作用による重大な健康被害は確認されていないが、今後接種者が増えることで被害が出る可能性もある。日本政府は健康被害が出た場合の救済措置を行う予定。(入院費などを公費で負担する等)

●考察・感想

・ワクチンを運搬する際の物流業者の逼迫の可能性が気になる。

記事によると、アメリカでは冷却技術を持つ会社・冷蔵機器メーカー・医療流通の会社の株価が既に高騰した。日本でも、同じ現象が起きることが予測される。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-11/QJLZCNT0AFBE01

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?