9月のノートパソコン61%増 GIGAスクール需要拡大

▼本日の記事

・国内でのノートパソコンの出荷台数が急速に増加している。
9月のノートパソコンの国内出荷台数は前年同月比61.2%増の133万4千台。背景にあるのは小中学校で1人1台の学習用端末を配備する「GIGAスクール構想」関連での地方自治体からの受注の本格化だ。ただ、急速に需要が立ち上がったことで、今後は部材の調達が滞る懸念もある。

・昨年の「ウィンドウズ7」のサポート終了による特需の反動から、デスクトップ型が同64.7%減と大幅に落ち込んだが、ノートパソコンの販売増加が補った。比較的価格の安いノートパソコンが売れたことから、出荷額は同14.5%減の875億円となった。

・巣篭もり需要でテレビの売れ行きも好調なことも重なり、液晶パネルの需給が逼迫している。

▼考察・感想

・「GIGAスクール構想」とは
GIGAスクール構想とは、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画です。
その目的は子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現にあります。さらに、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」の導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもあります。

・デジタル化が進んでいない領域で、不動産・建築・金融などはイメージできていたが、学校現場のデジタル化もまだ進んでいない印象。今朝のニュースで、小学校等で配られるプリントをメールで送るか否かというテーマが取り上げられていて、メールで送った方がいいと思ったが、家にパソコンがない家庭が見辛いなどの問題があるのかなと思った。さすがに、携帯を持ってない家庭は今時なさそうだが。
GIGAスクール構想が実現すれば、プリント問題の解決も容易にできそうだ。

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