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【中学受験】成績が上がらないとき転塾をするべきか

みなさま、こんばんは。いつも記事をお読みいただきありがとうございます。今回は17回目の投稿になります。今回も『中学受験』について書きます。

低学年から塾に通い、塾の先生のことは信頼している。でも子どもの成績が一向に上がらない。このままこの塾に預けていていいのだろうか、そのようお悩みを抱えていらっしゃる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそのようなお悩みをお持ちの方の参考になるような情報をお伝えできればと思っています。

まず、成績向上のサイクルと塾・家庭学習の役割について記載します。

成績向上のサイクルとは、
「理解する」→ 「解く」 → 「定着させる」 
の流れです。この流れをしっかりと作ることができれば成績は向上します。

そして、塾・家庭学習の役割とは、
・塾の役割    「理解する」→「解く」
・家庭学習の役割 「解く」→「定着させる」
が主な役割といえます。
理想的な状態は、塾で習ったことをその場で「理解」して実際に「解き」、自宅でさらに問題を解き、間違えた問題を理解して再度解きなおし「定着させる」ことです。
成績が上がらない原因はこのどこかに課題がある状態といえます。具体的な例を挙げますね。

①子どもは塾の授業がしっかり理解できるといっていて楽しく通っている。子どものノートを見ると授業でしっかりと問題を解いている形跡がある。でも毎月のテストでは点数がとれていない。

この場合は「定着させる」ことに課題があります。塾では理解して解くことまでできている。しかし、問題を解いて復習し、再度解きなおすことができていないため知識の定着につながっていないのです。主に、塾の授業はインプット、家庭学習はアウトプットです。インプットとアウトプットのバランスは3:7が理想だといわれています。転塾をするよりも、どのように復習の流れを作るのか、ご本人のモチベーションを高めていくのかを塾の先生と相談しながら進めていただくのがいいかもしれません。

②子どもは毎日宿題に取り組んでいるが、宿題にとても時間がかかっている。勉強時間がとても多いのに毎月のテストでは点数がとれていない。

この場合は「理解する」ことに課題があります。子どものノートを見て授業内で問題をしっかりと解いていても、本質的な理解ができていない可能性があります。塾のカリキュラムやスピード、進め方がお子さんにあっていないかもしれません。場合によっては、授業形態の変更や他塾との併用、転塾を考えた方がいいかもしれません。

あくまでも一例でありお子さんの状況によって異なりますが、成績向上の流れのどこに課題があるのかを探っていただくことで解決の方向性が見えてきます。環境の変化はお子さん、ご家庭にとって大きな影響を与えると思います。後悔のない選択をしていただきたいなと思い、今回はこのテーマを取り上げました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

もし、学習面において、お困りごとなどがございましたら、以下までぜひご相談ください。(無理な勧誘などしませんのでご安心ください。)

算数・数学専門指導 まなびの一歩
代表 大畑 智  
メール     contact@manabinoippo.com
ホームページ  https://manabi-ippo.com   


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