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2拠点「婚」はじめました。⑪

前回、子どもが生まれた場合は、妻の実家に預ける可能性がある、ということを書いたのですが、そういうことにはならないのかもしれなません。

1 ご近所留学

先日、友人の子ども1歳6か月の女の子を私たち夫婦で1日預かるという、子育て体験をさせてもらいました。子どもにとっては近所に留学する感覚なのではないか、ということで、「ご近所留学」と命名。

まず、預かるところからハイライト。友人夫婦から子どもを預かる。
→子ども大泣き→泣き止む気配なし→約1時間経過→抱っこ→眠る。

燃えるように激しく泣き、そして、現実を受け入れて眠る。という感じで、泣き止ますことは途中で断念してしまいました。
先行き不安な立ち上がり。

さて、眠ったのはよいが、ここから慣れていないから目が離せない。
同じ空間でどうにかこうにか作業などをし、小声で妻と会話しながら、晩御飯を考える。

この状況下で、誰かに、何かに起こされ再び泣くことになれば、と思うと、普段母親のみなさまが子どもが途中で起こされたことについて、愚痴っていることも納得できる。

そして、そのまま晩御飯へ・・・

となるはずだったのだが、今度は友人からいただいた指示書(スケジュールなど)記載の時間になっても起きない。
勝手にそのくらいの時間になればお腹がすいて起きると思い込んでいた私は、焦る。このまま寝かせておくべきか、起こすべきか。
妻も「どうしようか。」という感じで、二人で協議した結果、とりあえず、晩御飯を作くろう!ということになりました。

キッチンで晩御飯を私が作り、寝室で妻が子どもを見守る、というフォーメーションにて、行動開始。
晩御飯が完成したので、起きたのかな?と恐る恐る寝室に行くと・・・

起きていました!そして、自然に起きたとのことで、起きた瞬間の第一声が「パパは?」だったので妻は大慌てだったようですが、妻が機転を利かせて、話をそらし、事なきを得たようでした。
やるじゃん!!妻!!

こうして、三人そろって晩御飯。

いざ、実食!!

子どもの大好物といううどんをサラダ仕立てにして、食べやすくすべて細かく切って、準備はできている!食べてくれ!!と願っていたら、食べてくれました。

嬉しいものですね。

そして、夕食後は、シェアハウスの他の子どもたちとのお遊戯タイム!!!

走る、登る、時々泣く、を繰り返し、時間は過ぎていく。見ている私たちも、あっちへ行き、こっちへ行き、競争なんてものもして、へとへとだー!となったところで、異臭タイム!

どうやらおむつ交換の時間のようです。
がしかし、
おむつ交換を嫌がる、嫌がる。
あれ?だってそのままだとおしり気持ち悪くないの?交換してほしいのではないの???
泣きまくるので、一時休憩。
どうしたものか、なぜ交換させてくれないのか。

悩んだ結果、シェアハウスに住む先輩ママさんに相談。
先輩ママが、ダーっと来て、ワーっと交換して、はい完了!!
なんという早業、そして、先輩ママのおむつ交換には一切の抵抗をしなかった。
これが、経験の差なのか。未熟な気持ちと技量を見抜かれていたのか。

先輩ママさんありがとう。

そして、次なる関門は、育児最難関の1つと思われるお風呂。
風呂に入ると分かると、脱衣所で大の字に寝そべり徹底抗戦の様相で、がんとして動こうとしない。

かくなる上は力業じゃ!と抱きかかえ、そのままお風呂に。
友人からはシャワーとの指示だったので、妻と二人がかりでシャワーを浴びせ、パジャマを着せて、ようやくひと段落。

ここでちょっとビールを飲む。

いやーこれが毎日続くのね。
ワンオペとか本当に無理なんじゃないか。
そういった話を妻として、今後の2拠点婚における子育てというものをリアルに想像できました。


いよいよ眠りの儀式へ。
導入は歯磨き。
これはおむつ交換よりも経験なし。
歯を磨いてあげるって、歯医者で働いている人を除けば、子どもがいない限り行わない行為ですよね。
どうしよう、と思っていたら、歯磨き好きの妻がいとも簡単に歯磨きをしていました。子どもは嫌がることなく、実に素直に歯を磨かせてくれていた。
妻すごい!

おお!と心の中で思い、そして寝かしつけ。
これ、みんなが一緒に寝ちゃうと言っていたやつですが、妻も一緒に寝ていました。

というか、妻が一緒に寝てくれたおかげで、眠ってくれたのかもしれません。
妻ありがとう!

そして、一人ビールを飲む。

翌朝、朝ごはんを食べさせたところで、パパが迎えに来てくれて、自宅留学は無事終了しました。

2 1日体験を終えて

今回の経験を経て思ったことは、留学しているのは子どもではなく、預かった私たちの方だったということ。勉強になることばかりで、友人をはじめ先輩ママさんパパさんへのリスペクトの念は一層ますばかりでした。

また、子どもをコントロールしようなんて、おこがましいということも実感をもって学ぶことができました。

少しだけ心構えができた気がします。

そして、やはり子育ては一人では難しい。実際にやっている人がいるので、不可能ではないのだと思うけど、今の私たちには不可能なレベルでした。
できるなら誰かと、複数人で育てたい、と思わずにはいられない体験でした。

2拠点婚において、どこで子どもを育てるのか、夫側か妻側か、それとも交互なのか、選択肢はあるようで、なかなかない。
現時点での結論は、自営業者である私の方をベースにして、子育てしていこう、ということになりました。前回時点で頭で考えていたこととは真逆の結論。でも、自然に出た結論だったように思います。

3 最後に

子どもの寝顔を見たら疲れなんて吹っ飛ぶから。

そう言っている友人がいました。

それが本当なんだなー。ということを知りました。


それでは皆様良い週末を。


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