中二病用語

中二用語の一部を独断と偏見と趣味嗜好を踏まえて解説します。


マンガやアニメ・ゲームを楽しんでいるときや、メディアで作品が紹介される際に「何じゃソレ?」と思う言葉があると、だいたいがコレに該当する気がします(主観)。 いろんな作品を楽しむ際の参考にお使いくださいね!


アカシックレコード
宇宙誕生以来すべてのあらゆる情報が記録されているという世界記憶の概念。言ってること、たぶん頭良すぎて逆に何言ってるのかちょっと分からない

アトランティス
ポセイドン神殿を中心に栄えた王国のあった島。ギリシアの哲学者プラトンが言い出した。場所はどこ、とは言われていない

異世界転生
読者である我々とおなじ世界線で生きている主人公が事故や死、夢などをきっかけに現実社会とは全く違う世界で生まれ変わり、転生先で活躍する様を描いた作品のジャンル。主人公が転生前の自分に無かった才能や美貌、特殊能力などを転生と共に入手することを特に「転生特典」という。異世界生まれの主人公が読者の生まれ育ったような現実を想定した世界に転生するものを逆異世界転生という。

ESP
通常の手段とは違う方法で情報を入手する方法。テレパシーやサイコメトリー、予知や透視がそれにあたる。サイコキネシスとは別物

ヴィラン
悪党・悪者・悪役を意味する英語。「villain」

ウロボロス
己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜の図案。「死と再生」の意味を持つ

エーテル
全ての物質の根幹となる架空の超微細物質。転じて、未知の物質や宇宙の根本となる物質。有機溶剤の「ジエチルエーテル」は別物

エクスカリバー
選ばれし者だけが抜くことのできる聖剣…と言われるが、そっちは「エクスカリボール」で、実は聖剣は2本あったという説です。聖剣が2本以上あるのとかは設定の甘さですね

オーバーキル
相手へ必要以上の攻撃を行ったり不必要な攻撃を行なうこと。また、圧倒的な力で相手を過剰に殺戮することや、過剰な殺傷能力そのもののことをいう場合もある

オーパーツ
考古学における謎の物体全般。作られた時代に合わない(当時の技術力や材質からは考えられない)もの。実際に世界に100こぐらいある

オーバードーズ
薬物の過剰摂取を指す言葉

幼馴染
「幼い頃からの馴染み柄であった」という意味の言葉。フィクションにおいては日本語そのものの意味以外にも連帯保証人となることが規定路線になっている事例があったり、主に周囲のワルノリを起点に好きでもないのに家が近所という関係性だけで望まない結婚に発展する可能性のある間柄のことなどを指す。両想いでハッピーエンドになる場合もある、腐れ縁ほど恐ろしいものは存在しないので諸刃の剣ともいえる。

ガチ恋
フィクション・ノンフィクションに関わらず、推しに対して本気(ガチ)で恋しているファンのこと、およびその状態をしめす言葉。

急急如律令
中国の漢代の公文書などにおいて本文を書いた後に「この主旨を心得て、急々に律令のごとくに対応せよ」という意味で書き添えられていた言葉。それが何故か後の世でまじないや悪魔払いの言葉に変えられた

九字護身法
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」の呪文。格子状に空を切って唱えれば何か効果がありそうではあるが、きっと何回やっても何もおこりません。元々は除災必勝を祈願する所作のこと

グール
ゾンビとは違い、単体の妖怪や魔物。食屍鬼

ゲヘナ
「地獄」の意味で用いられる言葉。エルサレムのゲヘナの地が罪人の死体を焼いて処理する場所だったことに由来する

賢者の石
錬金術における最重要物質。エリクサーとも言われる。これがあればなんでもできる。色や形、なんなら名前まで文献によってバラバラの記述がある存在

クロニクル
年代記という意味。歴史上の出来事を年代順に書いたもの

クラン
目的を共有する集団のこと

ゲシュタルト崩壊
人の知覚において、全体性を認識する能力が低下するために見たものを正しく認識できなくなる心理的現象。同じ文字や図形を長い時間見つめ続けると、元の字がどんな字であるかがわからなくなってしまう、という現象がよく知られる

五行思想
中国由来の考えで、世界は木・火・土・金・水から成り立っている、という大胆な思想。属性を扱う作品なんかではベタ中のベタな要素

蠱毒(こどく)
古代において用いられた、蟲を使った呪術。主に毒や有害性物質を分泌する昆虫や小動物を同じ容器で飼育し、互いに共食いさせ、最後に勝ち残ったものを呪術に用いるという悍ましい手法、またはその副産物を指す

サイコキネシス
物理エネルギーや媒介を使わずに物質に影響を与える力のこと。テレポートや空中浮遊などをさす。本人の力に関係なく重いもの持ち上げれるなんてズルい

サイコメトリー
写真やものに触れることで、それに関連する事件や人物の情報を入手できる自由な能力。テストを触って答えが分かればいいのに

サザエさん時空
「時間の経過の概念はあるが、キャラクターが年を取らない」状態のこと。あさりちゃんはこの世界線の物語だったが、最終回で抜け出した

三種の神器
草薙の剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉の3点セットをさす。三つセットのアイテムは、大抵この呼び方をされてしまう。剣はヘビのシッポの方を斬った切り口から出てきたけど、じゃあ誰がそんなトコロに入れたのよって話です

死海文書
死海の近くの洞窟で発見された本。中身は旧約聖書関連の記載だが、何かと陰謀や予言に繋げられてしまう

ジャイアニズム
「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という思想。ちなみに由来となった作品の作中には登場しない

13
12という数字が美しく、それゆえに意味がありすぎて適用頻度が高すぎるせいで、自信は特に意味のないただの素数に過ぎないにも関わらず「完全を超えた者」や「正当から外れた禁忌のもの」というような意味を込められがちな気の毒な数字

スケープゴート
責任を転嫁されてしまう身代わり。不満や憎悪を他にそらすために犠牲になる人やもの

スパダリ
「スーパーダーリン」の略称。 整った容姿、高身長、高学歴、高収入、大人の余裕と包容力がある…… といった高スペックな属性への称賛の言葉

絶対零度
-273.15℃。全ての物質が全停止する理論上の温度で、現実世界の科学でも熱力学なんかでちゃんと使われる言葉だが、フィクションではもっと都合のいい設定になることが多い。

全裸待機
服を脱いで正座をして、ことのなりゆきで自分が望む展開になることを期待(妄信)して待つこと。 主に続き物のアニメやマンガ等の単話の結末に対して、波乱が予想される次回の展開における妙な期待感を表現する慣用句として使われる

ゾンビ
グールとは違い、呪術をかけられたり悪魔に取り憑かれたりした生物の死体

ダークファンタジー
現代社会とはかけはなれたような幻想的な場面設定を持ちながらも、重苦しい雰囲気や人間の暗黒面などに重きを置いた作品のジャンル。死神や悪魔、暴力や死などの描写が多く、バッドエンドを匂わせるような悲劇的なストーリー展開が多いのが特徴

暗黒物質(ダークマター)
宇宙の成分のうち約25%を占める目に見えない物質。既知の物質だけでは説明できない宇宙の現象を説明するために仮定された物質。質量を持つが観測できず、光も反射しない暗い何かとされる

ダンジョン
元はフランス語のdonjon(ドンジョン)に由来し、城にある塔のような主楼を指す。ゲームなどにおいて冒険の舞台として設定されている領域であり、踏破困難な迷路状の構造を持つものであることが多い。敵軍兵士やモンスター、宝などが眠る場所としてゲーム内の冒険を盛り上げるための領域。日常生活では、新宿駅や池袋駅、梅田近辺の大阪駅周辺の主に地下街など、大規模で多層構造を持つ複雑な構成の建築物群が「ダンジョン」と揶揄されることも多い

チート
イカサマに見えるほど凄い、の意。元々はゲーム等でパラメータの不正改造を行う行為のこと

吊り橋効果
吊り橋の上のような不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象

テイム/テイマー
手名付ける、飼い慣らすこと。テイマーはそういう能力を持った人

デバフ
ゲーム中の敵キャラクターの能力を弱体化させること

尊い
崇高で近寄りがたく、神聖である様。「非常に貴重でありがたいこと」といった意味から派生した、推しを最大級に担ぎ上げるための表現

ナード
もともとは特定の分野を極めた知識人の意味。転じてオタクのような使われかたをする

箱推し
アイドルやユニット等のグループにおいて、ただ一人のメンバーを応援する「単推し」に対し、 グループ全体を応援することを指す言葉

バフ
ゲーム中の味方キャラクターの能力を強化すること

パリィ
攻撃を受け流すこと

パンドラの箱
ギリシャ神話に由来する言葉。人間最初の女性であるパンドラにゼウスが渡した箱(壺)。中にはあらゆる災いや不幸が入っていたが、パンドラが好奇心から箱を開けてしまったので地上には災いが蔓延するようになった。しかし、彼女が慌ててフタを閉めたので、箱の中には「希望」だけが残った。そんなのタダの建前ですが、作品の性質によってパンドラは善にも悪にも描かれる。オリンポス十二神の一柱・ヘパイドトスがゼウスの命令で泥から作り出したといわれる

ヘイト
オンラインゲームなどで、敵から攻撃される度合いのこと。狙われやすさを数値化して明示している場合もある

マナ
超自然的な力やその源となる存在のこと。あらゆるものに宿る神秘の力で譲渡や移動が可能だが、有限の資源であることが多い

魔法少女
現代を舞台にした作品に登場することが多い魔法や不思議な力を扱うヒロイン、およびそういった少女が主人公の作品のこと。魔女っ子ともいわれる。化粧品や宝石、星、月、ハート、花、妖精、天使といった少女が好むような煌びやかな属性を帯びたりキーアイテムとして利用するものが多い

魔法陣
儀式を行うために描く円形の図式。大抵は何かを呼び出したり、魔法を使うときに用いる。あらかじめ書かれた布を使うこともある。星や文字を書き足すとそれっぽくなるよ

マミる
悲惨な最期を遂げること。特に作中の人気キャラクターが唐突に突然亡くなる場合を指すことが多い

ミスリード
わざと誤解を与えたり、間違った方向に誘導したりすること。罠や表現

ムー
イースター島とマリアナ群島当たり一体にあった大陸という噂。栄華を誇った王国があったが、一晩で海に沈没したとのこと。王様の名前は「ラ・ムー」

メギド
イスラエルにある丘。また古代パレスチナの都市。終末論において、ハルマゲドン(最終戦争。メギドの丘の意味)が行われる最終決戦の地であるとされる。神之怒や滅犠土などと表記されることもある

モブ
「その他大勢の名もなき人々」のこと。群衆の中の一人や通行人、セリフのない端役など

ヤムチャ視点
極端にレベルの高い実力者同士の対戦を人並みの傍観者が見た際に起こりうる現象。理解が追い付かず、酷い場合は目視すら叶わない

ユートピア
同名の小説「ユートピア(トマス・モア)」で書かれた理想郷のこと。理想郷の発想自体は大昔から世界中にある。アヴァロン、アルカディア、エルドラド、シャングリラ、ジパング(?)、桃源郷など。反対語はディストピア

ルーン(文字)
実際に北欧などで使われていた文字。ルーンは神秘や秘密という意味。なぜか呪術や魔術的な力を持つと信じられている。骨や木に刻んで使っていたので「ルーンを刻む」という

ラグナロク
神々と巨人との間の最終戦争のこと。北欧神話限定。ニーベルンゲンの指輪とか指輪物語は北欧神話から影響を受けた作品

錬金術
もともとは化学的に高価な金属を錬成するための技術で、本当にそんなことができると信じて研究されていた。のちにエリクサーや賢者の石、果ては人間まで作る方法まで研究される

ワルプルギスの夜
ヨーロッパ広域で行われる季節行事。4月の終わりから5月の初めにかけて行われる祭りで、元々は魔女の夜会や儀式であったと伝承されている。ヴァルプルギスの夜とも

ネット上の言葉をお借りして解説すると、「中二病」というのは  

『ちょうど大人と子供の境目ぐらいの年齢層である凡そ中学二年生ぐらいの男女が抱く、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好』のことを揶揄したネットスラング  で、全然病気ではありません。

僕は実世界では自虐的に使われる様子しか見たことはありませんし、自分以外の他の人を指し示す中傷としては使わないでくださいね!


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