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基本(=形)は、反復からしか学べない。反復することを良しとして、徹底することだ。

人の礼法あるは水の堤防あるが如し。水に堤防あれば氾濫の害なく、人に礼法あれば悪事生ぜず。(貝原 益軒)

【考えるヒント】
私たちは、まず基本(=形)を学ぶ。基本(=形)は、反復からしか学べない。何回も何回も同じ動作をしながら、基本(=形)を学んでいく。この基本(=形)が、あやふやだと、私たちの行動はあやふやになり、道を外れることになる。

この、基本(=形)を反復しながら学ぶことを通して、人間の道を身体で覚えるのだ。だから、意識しなくても、私たちは、しっかりとした動作が取れるようになる。つまり、人間の道を外さないように、歩いていけるようになるのだ。

私たちは、基本(=形)を蔑ろにしないことだ。そして、その習得に手を抜かないことだ。反復することを良しとして、徹底することだ。反復することより重要なことはない。同じ動作を徹底的に繰り返すことでしか、私たちのものにはならないのだ。楽を求めず、しっかり自分の基本(=形)を身体に入れることだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年3月8日(月)VOL.5149     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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