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子供はみな芸術家である。問題は大人になっても、どうやって芸術家であり続けるかだ。(ピカソ)

【考えるヒント】
芸術とは、日常をひっくり返すことだ。日々の生活で信じていたものをひっくり返して、こんな見方もあるのか!と衝撃を与えることだ。社会の暗黙のルール(常識)を破ってこそ、芸術なのだ。そして、日々の生活に新しい意味を与えてこその芸術なのだ。

だから、子どものうちは芸術的なことが出来てしまうのだ。子どもは社会化を経ていないから、簡単に日常のルールを超えられてしまうのだ。しかし、子ども時代に出来たことがそのまま、大人時代にも出来るかと言えばそうではない。社会化されてしまうからだ。だからこそ、芸術家は尊いのだ。大人になってもなお、社会化されない部分を表現出来るからだ。

芸術家は、そのために、いつでも見方を吟味する。社会化されない部分をいつも探そうとして、努力をするのだ。社会化の本質を知って、それを超えようと努力する時、私たちは、大人として日常をひっくり返せるのだろう。日常を疑うことを習慣にして、私たちも大人の領域を少しは超えて生きていこう。その方が、圧倒的に楽しいはずだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年2月9日(火)VOL.5130
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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