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もしかすると、彼が、彼女が正しくて、この自分が無知なだけかもしれないと思うことだ。そこから対話が始まるのだ。

私たちの歴史は、天才と凡人の攻防史と言えるかもしれない。私たち大衆は、天才を認めない。時代の100年先を目指すような天才を認めないし許さない。天才の発想を認めてしまえば、今の生活がなくなってしまうから、先を行きすぎる発想は殺してしまうのだ。

人類史の中で、どのくらいの天才が、無視され闇に葬られていったのだろう。私たち凡人は、自分の理解出来ないことを言う人間を危険視し、排除しようとし、そして、どうしてもその存在が許せなくなってしまうのだ。

だから、気を付けることだ。自分では理解出来ないことを言う人間に対して。もしかすると、彼が、彼女が正しくて、この自分が無知なだけかもしれないと思うことだ。そこから、排除ではない、対話が始まるのだ。



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