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打算で行動を起こすことと、想いから行動を起こすこと。そのバランスが大切なのだ。

記念碑をほしがらない人だけが記念碑に値する。(W・ハズリット)

【考えるヒント】
私たちは、どうしても名誉欲から自由にはなれない。他人からの賞賛には、非常に弱い。しかし、だからと言って、他人からの賞賛を求めて行動を取っても、長くは続かないものだ。なぜならば、困難にぶち当たったら、他人からの賞賛と、この困難さを天秤にかけて、結局は、困難さを避けて行動することを止めてしまうからだ。

しかし、行動の動機が、他人からの賞賛を得ることではなく、「どうしてもこのことをしなければ、自分も皆も困るのだ」という想いや、「これが実現したら、人生が変わるよな」というような想いならば、困難にぶち当たっても、そうそう簡単に逃げることはないだろう。そこに強い想いがあるからだ。

打算で行動を起こすことと、想いから行動を起こすことを分けて考えよう。時には、打算で行動することも良し。しかし、いつもいつも打算だけで行動を起こしていては、人間が信用されないから、想いで行動することも必要だ。聖人ではないから、そのバランスが大切なのだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年3月16日(火)VOL.5155
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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