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小さなプライドが、実は自分自身の人生を生き辛くしている

貧相な頭脳が最も強固な偏見をもって決定するところのもの、それがプライドであり、患者に必ずつきまとう悪徳である。(ホープ)

【考えるヒント】
私たちは、小さなプライドを引っ提げて生きている。自分というちっぽけな存在を自覚しているのかしていないのかわからないが、ちっぽけな自分をどうしても守ろうとしてしまう。

少しは客観的に見てみろよ!今の自分は随分情けないぞ!と他人の視線や言動が教えてくれるが、そんなものはお構いなしに、俺は俺だ!と虚勢を張って、小さな自分を守ってしまう。こんな人たちが世の中の大半を占めているのだが、一度、自分のちっぽけさに気が付くと、人間は、どんどん視野が開けてきて、客観的に自分を見られるようになる。

小さなプライドが、実は自分自身の人生を生き辛くしていることに気がつくのだ。いいじゃないか。人間なんだから。分からないこともあるし、間違うこともある。一歩一歩、そこから学んでいくだけだ。この自分のこの目の前にある現状を素直に認めるだけだ。それしか、自分を守れない。自分を守るとは、今守ることではない。未来に向かって守ることだからだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年6月10日(木)VOL.5217     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)


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