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最大のあやまちは、どんなあやまちを見ても少しも気づかぬことである。(トーマス・カーライル)

【考えるヒント】
資料の間違いを私は良く発見する。それも簡単に。しかし、担当者はその間違いに全く気が付かない。間違いを指摘しても、すぐには分からない。どこが違うんですか?とちょっとキレ気味に私に言ってくることもある。

人間は、同じ現実を見ても、その現実からつかみ取ることは同じではない。目の前の現実を、どんな視点で見るかで、その現実からつかみ取るものが違うのだ。だから、簡単にその現実の問題点が分からないのだ。ある仮説をもって現実を見てみると、発見できる異常が、違う仮説をもって見ると、見えないのだ。

私たちは、ある仮説をもって現実を見てみよう。そして、そのためには、その現実に合った比較軸を持つことのだ。比較してこそ、違いが見えてくる。その違いこそ、意味を生むのだ。ぜひ、そういう視点で現実を見ていこう。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年5月28日(金)VOL.5208     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)


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