ワーホリ・留学の準備はしっかりと②(英語編)
前回は 【コラム】ワーホリ・留学の準備はしっかりと①(計画編) をお送りしました。
今回はその②ということで、続きの「英語編」です。
2.日本での英語の勉強
当たり前のことと思われるかもしれませんが、実は意外とやってこられない方が多いのです。
理由としては、
・時間がない、やり方がわからない
・日本でやっても伸びないから、着いてからのほうが伸びが速くて効率的
・え?なんとかなるって言われたし
などなどいろいろあるのですが、確実に言えることはこちら。
「少しでも多くやってきた方がいいに決まっている」
もうこれは断言できます。
①語学学校
ワーホリと言えば語学学校ですが、その最初にあるのが「レベル分けテスト」で、これからのクラスが決まるため、非常に重要なポイントです。
1)日本人比率
学校を選ぶ際の基準として、「日本人が少ない学校」があるのですが、実は日本人生徒の多くの方が「初級/中級(Intermediate以下)」に入ります。
せっかく日本人が少ないところを選んでだのに、、、となってしまうと、整えた英語環境に水を差すようでもったいないですよね。
また、これはどうしようもないのですが、日本人同士で英語を話すことに違和感を覚える方が多いのも事実で、つい日本語で話してしまいがちです。
2)友人・クラスメイト
Upper-IntermediateやAdvancedというレベルやケンブリッジ、IELTSなどの検定対策クラスは難易度が高いため日本人が少なく、クラスメイトの英語力も総じて高いということがポイントです。
生徒間のコミュニケーションもお互いレベルが上がるとスムーズでよりスピーキング力を高めやすく、また、一単語や身振り手振りで話をする頻度が減り、ディベートやプレゼンテーションなどより実践的な英語を学べます。
また、レベルと比例して生徒の授業態度も真面目であることが多いため、学習環境としてはどんどん良くなっていきます(これは本当に不思議)。
3)クラスのレベルアップ
レベルアップには学校によるルールがあり、各レベル10週前後が目安ですが、実際それぐらい受けないと上のクラスでついていけなくなっています。
ワーホリでは2クラス(最大でも3クラス)が限界であるため、よりよい環境を求めるのであれば最初のレベルは非常に大切です。
特にクラスメイトのレベルが違うため、話しの面白さやお互いから学ぶこと、飲み会に至るまで英語の環境は大きく差が出ます。
大切なポイントは「どのレベルでも金額は同じ」というところ。
上位のクラスへあがることで費用対効果もあがり、卒業後のワーホリ生活も充実させてくれます。
※語学学校に行く・行かないはコチラ☟
②友人・ホストファミリー
よく「英語環境に身をおきたい」「ネイティブの友達を作りたい」「ネイティブの恋人が欲しい」というお声を聞きます。
せっかく英語圏に来たのです、もっともな希望ですよね。
ただ、気をつけないといけないのが、上記3つに「英語を勉強するために」という理由が頭についている場合です。
非常に大切なことなのですが、
友達/恋人/ホストファミリーは「英語の先生ではない」ということです。
聞けば教えてくれますが、英語を教えるために会話をしているわけではないのです。
むしろ、何を話しても話が広がらず、一方的に話し続けることに耐える理由はなく、実際はそういう方は距離を置かれます。(こんな感じ☟)
私の友人のアメリカ人やイギリス人、オーストラリア人も同様の話をしています。
特に「英語を伸ばすため」に恋人を作ろうとすると、相手から嫌われたり、いいように使われたりすることも多々あります。
反対に自分が日本にいて、日本語がほとんど話せず、身振り手振りで話してくる外国人と深い友情関係や恋愛関係を作るのは難しいのではないでしょうか。
日本語を勉強するために引っ付いてきていると思うと少し寂しい気持ちや不快に感じるのではないでしょうか。
友人等をつくるのに必要なことは「コミュニケーション」であり、日本人以外とであれば「英語」は必要不可欠です。
そのため、英語力は日本であれオーストラリアであれできる限り高めておくことで、コミュニケーションの機会を増やし、質を上げることができるのではないでしょうか。
③仕事
こんなこと思っていませんか?
英語環境で働きたい
給料のいい(法定賃金以上の)ところで働きたい
コレをあわせるといわゆる「ローカルジョブ」となることが多いのですが、現実にはこれがなかなか難しいのです。
英語力が低くてもOK → 英語をさほど(全く)使わない仕事または日本語を使う職場
英語環境での仕事 → 英語はできて当たり前 → スキルや経験が重要
日本語ができない外国人を日本語が必要な仕事で雇いますか?
ボスや同僚とコミュニケーションが取れない、指示が理解できない人、置いておけますか?
雇う側はビジネスですので「英語ができなくても大目に見よう」とはなりません。
英語ができて一生懸命働く留学生(ヨーロッパ系、韓国人、中国人)はたくさんいますし、オーストラリア人やワーホリのイギリス人やアメリカ人もたくさんいます。
そこで条件のいい仕事を勝ち取るには、企業やお店が求めるレベルの英語は必須というのは理解できるのではないでしょうか。
※日本食レストランは日本人に働いてもらうことによるメリットがあるため、比較的見つかりやすいですが、ある程度英語ができないと日本人を雇わないところも増えています。
結局どれぐらいやってくればいいのか、と言う点ですが、わたしの見る限り、 語学学校でいう「Upper-Intermediate」レベルが境目となっているようです。
あくまで目安ですが、ここより上のレベル(Advanced、IELTS、FCEなど)に達している方は比較的「ローカルジョブ」の英語環境で働いています。
「英語の勉強になるから英語環境で働きたい」というのは本末転倒で、既に英語ができる人がその環境で働いているのです。
そして、なるべく早くオーストラリアでそのレベルに達するためには、日本でしっかりと英語の勉強をして、基礎的なレベルを上げておくことが重要です。
TOEICで言えば600~650ぐらいはあるといいかと思います。
(わたしは到着時700点でIntermediateでした)
①で申し上げたとおり、語学学校でUpper-Intermediateクラスに到達し、実生活で使えるレベルに持っていくためには事前の準備が非常に大切です。
多少お金がかかっても、「ローカルジョブ」で仕事を始めればちゃんと回収できます。
充実した生活を送るためにも、仕事は一つの大事な要素です。
日本にいるときから準備をしておくと後が楽になります^^
いかがでしたでしょうか。
「重い、大変そう」と思うかもしれませんが、日本で3ヶ月ほど準備すればある程度伸びるので、そんなに悲観的な話ではないんです!
他にも英語を勉強しておいたほうがいいという理由は多々ありますが、ご相談が多い点で言うとこんなところかと思います。
個人的にTOEICの意味や効果には懐疑的ですが、基礎力を上げる勉強としてはこれでもいいのではないでしょうか。
英検など指標として分かりやすい試験もので勉強するのもいいと思いますし、ネットの英会話ではネイティブと安く、フレックスに練習できます。
そして絶対に「そんなの行ってからでいいよ」なんて話を鵜呑みにしないでください。
「計画編」でも触れていますが、その人とは「目的」も「そもそもの英語力」も「バックグラウンド」も何もかも違うのです。
ほとんどのお客様が振り返ってみると「もっとやっておけばよかった」と言っています。
「やらない理由」よりも「やることによるメリット」を考えて前向きに準備してみてくださいね。
なんだか大げさだな~と感じられるところもあるかと思いますが、人生で本当に貴重な1年間です。
しっかりと準備していきましょうね。
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オーストラリアの現地でのサポートも無料でやっておりますので、気になることがあればご連絡くださいね。
EMail: manabu.h@uandiedu.com
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