僕の瞳ら光の陰陽とモスクの残像 保坂兄弟(保坂学と保坂耕司)のUAE放浪記
こんにちは
保坂学です。
前回のnoteの続編を更新しました。
※前回見てない方は是非チェックしてね!
前回のブログなあらすじ
アラブ首長国連邦の7ヶ国の首長国の一つにアブダビがあります。そこに世界最高峰の豪華なシェイクザイードグランドモスクがあります。グランドモスクのエントランス、礼儀、作法や、僕が直感的に感じたフィーリングなどの撮影ポイントを更新しました。
今回のnoteテーマは、太陽が落ちかける昼下がりから撮れる、彩光と陰陽のある写真についてです。
UAEは砂漠地帯だから、長い時間、室外に滞在すると、太陽の日差しがマジで痛いです。
なので、日中の撮影はお勧めしません。
しかも、気温と湿度が高すぎるので、レンズも曇って上手く撮れませんよ。
太陽が落ちてきて気温と湿度が下がり始めたころで撮り出すのが、長く写真を撮れるポイントになります。
僕は、熱中症にならないように(経験済みです。笑)、昼下がりの太陽が、炎炎と照らす中央広場を、モスクの柱の日陰から見ていました。
モスクのだだっ広い中央広場は、真っ白な大理石と壁全体に日光が反射して、眩い光を放っています。
陽が傾く時間帯でも、周囲の空気にまだ熱気がありました。
湿度が高いときのムワッとした空気が、身体に纏わりつくような感じです。
アブダビは湿度が98%の時もあります。
湿度が100%ってどういうことなんだろ。
爛々とした太陽を見上げると、眩しい光の粒が、僕の瞼をすり抜けます。
日陰に隠れて、太陽光の入射が瞳から消えた後も、陽光が強すぎるため。モスクの残像が瞼の裏や眼に残っていました。
瞳孔や瞼の裏に映るピラピカした残像は、陽性残像と陰性残像があります。
また、通常より激しく強い光を見た後に、その色と同じ色彩が、残像として残るのが陽性残像。
逆に激しい光を見た後、色と対照的な色彩が残像で見える場合が陰性残像です。
ヒトはモノから反射した光の刺激により、瞳の奥の網膜が、光の刺激を感知し、光の情報を脳内に送って、物質として認知されます。
目の前にモノがなくても、光の刺激によって網膜や脳に残留していることがあり、見えることがあります。
例として、赤色を見つめた後すぐに、他の場所に目をうつすと、青緑色の残像が浮かんで見えることがあります。
赤色の反対色は青緑になります。
なぜ反対の色が残るのかは、その色と対照の色は、神経が抑えつけて制御しているのです。
まとめると、ある色を見つめて、その色を突然に目の前から消したりすると、その色の反応を遮断することで、脳で抑制されている、逆の彩色が強調され出現する残像現象です。
下の写真の赤い丸を30秒くらい注視してみて、その後に、右の白いスペースに視点をずらしてみて下さい。
どう見えますか? すぐに消えてしまいますが、赤い円を見ていた部位に、ボワッと青緑っぽい円が見えますよね?
この残像で見えたのが赤色の補色の青緑です。
色相環を見ると反対側に位置していますよね。
モスクでは、どこの場所でもこのような補色を体感して、彩光が際立つ建築の素晴らしさを感じました。
この彩光建築であるモスクは、陽性残像や陰性残像が色んな場所に現れるのを、どのくらい考えて設計されたのか気になります。
このモスクの様に強い太陽の光で残像が残る場所や、透き通って光が反射する海に、弟の保坂耕司と行きたいと思いました。
保坂兄弟は滅多に2人で旅行は行けないので、株式会社PLUSを落ち着かせてから行きたいな。
動画のような綺麗で素晴らしい環境でチカチカした残像でもみたいな。
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