NieR:Automata Game of the YoRHa Edition(プレイメモ)
プラチナゲームズ開発のアクションRPG『NieR:Automata Game of the YoRHa Edition』
今更プレイし、ようやくクリアしました。
西暦5012年。
突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。
人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍を結成。
衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発し「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。
こうして、荒廃した地球での地球の奪還を目指す人類側が製造したアンドロイド兵士と、異星人が製造した兵器・機械生命体による代理戦争然とした戦いの中、主人公たちは世界の真実と自分たちが生まれてきた意味を知っていくのだが•••相変わらず絶望しかない。
それはともかく、初っ端から始まるシューティングに面食らう(苦手)
ヨルハ部隊戦闘用アンドロイド•2Bが降り立った地球には巨大機械生命体が待ち受ける。
サポート要員のアンドロイド•9Sと共に、指令をこなしていく2B。
中盤、ファストトラベル(何故か自販機)が出来るようになり、面倒だった移動が快適に。
そうして、二人は様々な任務の中、自我を持ち友好的な機械生命体に出会い、戦争の意義に疑問を持ち始める。
そして、現れた人型の機械生命体「アダム」と「イヴ」
アダムは自分がもつ人間への強い興味と「死」の概念を理解したいという思いを満たすため戦いを挑んでくる。
2Bはアダムを撃破し、アダムは機械生命体が味わうはずのない「死」を体感して満足げに事切れる。
一方、弟イヴは兄を失ったことにより激しい怒りと悲しみを覚え、暴走し始める。
2Bと9Sは死闘の末に暴走するイヴの撃破に成功するが、その戦闘の際に9Sがデータ汚染を受けてしまう。
修復にはバンカーに接続しなければならないが、汚染されたデータを持ったままバンカーのサーバーに繋ぐわけにもいかず、9Sは2Bに介錯を頼む。
9Sをその手にかけた2Bが悲嘆に暮れていると、突如機能を停止していたはずの機械生命体たちの残骸が共鳴を始め、動き出した機械生命体へ刃を向ける2Bだったが、その機体の声は9Sのものだった。
彼のパーソナルデータは機械生命体のネットワーク上に残っており、そこで自我も再形成されたのだ。
喜び、安堵の表情を浮かべる2B。
その胸には「共に意志と感情をもつに至った、自分たちアンドロイドと機械生命体の違いは何なのだろうか?」という小さな疑問が残るのだった。
で、二周目は9S視点で進む。
とは言え、そのまま一周目と変わらない内容にガッカリ。
それでも9Sが敵に捕らわれ、離脱していた時に何があったのかが分かるかな、と期待していたら•••
文字ですまされた!
しかし、内容が不穏•••
そして明かされる事実。
人間は月に逃げたというのはウソで、既に絶滅していたのだという。
残されたアンドロイドに “使命” を与えるためだけの任務。
全て無意味だったのだと9Sは知り、それを2Bに伝えるか悩むが•••
伝えられないまま、三周目へ。
そこから、絶望が始まる。
アダムとイブを倒し、機械生命体を根絶する絶好のチャンスだとアンドロイド達は一斉攻撃を仕掛ける作戦に出るが、突然ヨルハ部隊がウイルスに汚染され暴走。
9Sの機転により2B達は汚染を免れるが、既に月面基地のアンドロイド達も暴走し、基地は壊滅。二人は地球に戻ることを余儀なくされる。
9Sを離脱させ、2Bは単身 機械生命体に戦いを挑むが、大きな損傷と逃れがたい汚染から、もう一人のアンドロイド•A2の手により “死” を選ぶ。
その場を目撃した9Sは徐々に狂気に浸され、全てを破壊することに固執することとなる。
一方、2Bの意志を受け継ぎ、機械生命体を狩りつつ彷徨うA2。
やがて、9Sと時を同じくして機械生命体の中枢部•タワーに辿り着くが•••
全てを壊すことしか頭にない9Sとぶつかり合うことになる。
そうして、死闘の果てに•••
機械生命体への憎しみは9Sから消え去っていた。
“彼等” に促され、愛するものが刻まれた記憶、データを宇宙に打ち上げる。
冒頭の2Bの問いが脳裏に浮かぶ。
全ての存在は滅びるようにデザインされている。
生と死を繰り返す螺旋に、私たちは囚われ続けている。
これは呪いか、それとも罰か。
不可解なパズルを渡した神に
いつか、私たちは弓をひくのだろうか?
滅ぶしかない無意味な存在だとしても、システムに囚われていようとも、あがき続けることが『生きる』ことなのだろう。
例え、生きるという事が、恥にまみれるという事だとしても。
全ての存在は滅びるようにデザインされている。
生と死を繰り返す螺旋に『彼ら』は囚われ続けている。
だが•••その輪廻の中で生きるということが、生きるということなのだ。
『私達』はそう思う。
未来は与えられるモノではなく、獲得するモノだから。
完!
と、凄く感動して浸ってたら•••
相変わらず奇妙なエンディング(何故そこまでしてシューティングをやらせたいのか)があって、DODのトラウマが蘇る!
せっかくのクリアの余韻が吹っ飛んだ。
諦めずに最後までやったら、その仕様の意図に感銘は受けたけどw
では、感想を少々。
私は前作のニーアレプリカントをプレイしていないので、やはり全体像を把握出来ず、考察を見て納得せざるを得ませんでした。
それでも謎が残るけど、だからこそ良いのかもしれません。
DODから繋がる世界観だということだけど、こんなにも発展するとは•••
そこら辺、エヴァンゲリオンのような独自の世界観を構築したかったのかなぁ、なんて。
システムや戦闘については、不満無し!
凄い良かった。流石プラチナゲームズさん。
まるで自分が達人にでもなったかのように錯覚できるイージーモードのオートプレイ。気持ち良すぎる•••
やや、移動のジャンプが不安定で、もどかしいとこ(上がれたり上がれなかったり、引っ掛かったり、落ちたり)があったのは目をつむる。
構成については、先述の通り二周目で9S視点になっても一周目とやる事は変わらないのが退屈だったけど、今思えば今回の物語の主役は2Bでは無く9Sだったわけで、彼が如何に変わっていくか見せたかったのかな、なんて。
でもそれならそれで、一周目でもやりようがあった気はするが。
なにはともあれ、神ゲーと称された今作を遊べて満足です。