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トリリンガルに聞いた言語習得方法

数年ほど前に、あるトリリンガルの方と出会った。
その人は外国生まれ外国育ちなのに、日本語がペラペラで、しかも英語日本語ともう一言語話せるという。
義務教育の6年間、英語を勉強しても全く話せない自分からしたら驚きしかない。
この機会に!と思ってどんな風に習得したのかを聞いてみたら「子供の成長と同じやり方」で学んだという。

例えば

まずその国の文字を覚える
日本語ならあいうえお、英語ならアルファベット。

覚えたら、絵本を読む
子供が親に絵本を読み聞かせてもらうように、まず短文から入る。
そしてここで絵を見ながらモノの名前を覚える。
数字や時間、簡単な身の回りのモノの名前を覚える。
(絵本の他にその国の児童向けアニメでも良いとのこと)

ある程度読めるようになったら、児童書を読む。絵本より少し長い文章を読むことで、文章を読むことに慣れる&言い回しを覚える。

慣れたら次はティーン向け文学、そして最終的に大人向けの本…

子供が成長するのと同じ過程を、ギューーーッと短縮して数年でやるとある程度言語を習得できるとのこと。

たしかに!!と目からウロコが落ちる思いだった。


思い返してみれば、自分自身も日本語はそうやって覚えてきた。

家には絵本があったから、幼稚園の時から1人で絵本を読んでなんとなく文字を覚えていた気がする。

分からない言葉は「〇〇ってどんな意味?」と親に聞きながら、小学校に上がる前にはすでに大人向けのマンガを難なく読んでいた。

5歳の時点でひらがなカタカナ、一般的な漢字、言い回しが習得できていたと考えるなら、苦手な英語だってこれと同じことをやれば習得できるはず。



そう、理論上は。





理解したはいいけど、社会人になると日々の暮らしに追われてなかなか難しいのだ…


そしてはや数年…

……

………



相変わらず英語が話せず、ニュースも分からない自分。

あーもー!いい加減にしろよ!!って思ったね。


やらないことには現状も未来も変わらない。

ニュースや新聞で与えられる情報を受け取るだけなのはイヤだ。その背景にあるモノやコトを、自分の頭で考えて、自分なりの意見を述べられるようになりたい。

そう思って今回一念発起して学び直しをスタートさせた。

言語だけじゃなくて、学問も子供向けの本からスタートするのが近道だったりする。

「そんな子供向けの本なんか読んでんの?」なんて言う奴は無視無視。

子ども向けだから、内容は薄かったりもするけど、噛み砕いて書かれてるから基礎を固めるにはもってこいだと思う。

子ども新聞なんかもめちゃくちゃ分かりやすくておすすめ。


スタディサプリも社会人の学び直しにはいいなと思う。

始めたばかりだけど、低学年の問題でも「へー、そうなんだ」とか「え、それってそういうことだったの!?」っていうことがちょいちょいある。
(動画視聴したのに完了にならないのは困るけど…)


特に社会科は、小学生レベルですらあやふやだったからすごく為になる。

早く終わらせるのが目的ではなくて、理解するのが目的だから歩みは遅いかもしれないけど…

いつか海外に出た時に、自分の考えや意見をしっかりと言えるようになれたらいいな。



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