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普通の子の中学受験、子どもは伸びるよ、どこまでも

普通の子の中学受験を経験し、年末から受験当日の2月までの、子どもの学力の伸びには驚くばかりでした。

うちの子どもは、四谷大塚の合不合判定テストにて、唯一の得意科目の国語で大ゴケしてしまい、通常Y60越えのところ、Y40台をたたきだし、第一志望の合格率は20%でした・・・。算数ならそこまでの偏差値の差がないかもしれませんが、国語は水ものといわれる通り、文章題などのテーマによって大きな差が生まれます。

子どもはかなり焦ったようですが、親としてはそれでも過去問がそこそこ仕上がっていたので、いつも通り国語ができれば、全体の偏差値は+20になるため、そこまで心配はしていませんでした。

子どもは徹底的に過去問をやりたいからと、1月からは学校を休み、午前中に1校分の過去問(4教科)、お昼休憩となぜかお風呂に入って、午後にもう1校分の過去問、夕方からは塾へ行くという毎日を送るようになっていました。(学校を休むかどうかも、うちは自分で決めさせました)

めきめきと過去問の点数も上がっていて、塾にもその結果を提出していたので、先生もコレはいけると感じたのか、W塾のお正月特訓(国算)は「Y60位の子が集まるクラス」に行くようにいわれました。

子どもいわく、そこでは自分がいる下の方のクラスではやらないような上位校の過去問ばかりを解くそうです。そのクラスでも、国語の成績はほぼトップ、算数は真ん中ぐらいの結果だったと言っていました。(何点位とったのかは、自分で授業中に手をあげる申告制らしいです)。「やっぱり国語はいける」という自信が追い風となったのか、次第に算数もジワジワと成績が上がっていきました。

立教新座(Y60)の過去問を解かせたところ、合格最低点をわずかですが越えていました。きっと12月の時点ではここまで過去問をとれていなかったでしょう。そこで、急きょ立教新座の過去問対策を併用していた個別塾の方にもお願いしてやってもらい、先生方も手応えがあったようで、合格できるのでは?と期待してくださるようになりました。

残念ながら、立教新座は✖でしたが、そこから2月に受けたY60近い進学校(算、国の2教科)では、まさかの合格。それが呼び水となったのか、おかげさまで第一志望のMARCH付属にも合格。子どもは受験ギリギリまで伸びるという言葉、本当だなと感じました。

特に、合不合の模試が年末で終了してしまうので、その時の成績が印象に残りがちですが、そこからお正月特訓もあり、通常の塾でも補習などもしてくれたり、個別も最後のラストスパートでコマ数を増やしたりと、年末から受験当日まで伸びるチャンスは大いにあります。特に、目覚めるのが遅いといわれる男子は、ラストにいくほど、どこまでも伸びます!!

ただし、伸びるには条件があります。子ども自身が中学受験に本気であること。だからこそ、中学受験のスタートは親ではなく子どもが言い出すまで待つ必要があるのだと思います。人間は誰かに言われたことをやるのは面倒でも、自分で言い出したことはやり遂げたいもの。

「勉強しなさい」「受験しようよ」ではなく「今日はどんな予定?」「受験、どう思う?」と自分の言葉で語らせる、決めさせることって大事なんだなと感じています。

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