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普通の子の中学受験、やっぱり中受は親の受験!?

普通の子(成績中位レベル)の子の中学受験を体験し、第一志望に合格をいただき、その報告もかねて、かなり久しぶりにお友達ママと会いました。

すると、話題は中学受験一色。お友達ママは、将来、医療の道を目指すお子さんのために、中学受験をすべきかどうかを悩んでいました。私としては、迷わず中学受験をと思うのですが、そこはダンナさんが公立志向のため、なかなか首をたてに振らないそうです。ダンナさんご自身も、公立から難関大学へ進んだ方なので、そういう考えになるのは十分にわかります。

けれど、ひと言いわせていただければ、「時代が違うかな~」と。もちろん、そのお友達ママとはとても気さくなおつきあいをさせてもらっているので、私も本音でお話させてもらいました。ただ、お友達ママは自分自身が中学受験をしていないので、あまりダンナさんと意見を戦わせることができないんだそう。

これって、このご家庭に限らず、受験あるあるですよね。やはり、中学受験をする際には、まず自分自身が情報収集してこれがどんな仕組みになっているのか、きちんと理解する必要があります。そのためには、中学受験関連の本を2、3冊読んで、中学受験ブログや専門サイトで数時間勉強する。これだけでもけっこうな知識が仕入れられるはず。私自身も、子どもが中学受験をすると言い出してから1週間ほどでいろいろなものを読みあさり、基本的なことは理解したつもりです。もちろんその後、実際に中学受験したママや塾の先生などにいろいろなリアルな情報を教えてもらいましたが。

親が自分の受験体験を元に子どもへアドバイスしてしまうケースって多いと思いますが、これはとってもキケン。だって、何十年前の話ですか?ってことですよね(汗)。今の親世代が子どもの頃って、中学受験がここまで一般化されていませんでしたし、大学の定員厳格化で付属校の人気が一気に上がったのもここ数年のこと。中学受験を取り巻く世界はどんどん変化していますので、情報はいつでもアップデートし、最新状態にしておくことが大切です。うちの小さな姪っ子が中学受験する時にはアドバイスよろしくね、と言われているのですが、その時には「中学受験について、また一から勉強だな」と思っています。その時、中学受験を取り巻く状況はどんな感じか、受験するのは女子か男子か、どれぐらいの学力レベルの子か、各学校の立ち位置に変化はあるのか、過去問との相性はどうか、大学受験はどんな状態かなどなど、情報を集め、分析し、その子が勝てる道(第一志望合格)はどこにあるのか、もし第一志望✖でも将来的に目指すゴールへ辿りつける学校はどこなのか、あらゆる角度からみて戦い方を考えていく必要があります。

こんなややこしいことが出来るのは、その子の性格や普段の姿を知っている、親(それに近い人)なんですよね。これが「中学受験は親の受験」といわれるゆえんでしょうか。けれど、私個人は「中学受験は親子の受験」だと思っています。子どもの意思が先で、親のフォローはその次。子どもの強い意思がなければ、たいへんな中学受験を最後まで戦いきることは出来ないと思うので。親主導の中学受験では、子どもが置き去りにされ、あまりいい結果が出ていないように感じます。→(ここらへんのお話は、また次回にでも~)

話を戻しますと、医療への道へ進みたいお子さんの場合は、簡単な話、医大へ行っている率の高い学校をリストアップ(たいていランキングになっている)し、各学校の偏差値を調べて、子どもが狙えそうなところを絞っていく。それと同時に、学校説明会(今はオンライン説明会が中心)に参加して学校の方針やなぜ医学部が多いのか確認していく。よくあるカラクリがお医者さんのお子さんが多く入学している、という場合もあります。これだと純粋な学力レベルだけでなく、十分すぎる経済的バックアップ、コネクションの活用などがあることも考慮。

また、歯科を目指す場合は、今だとかなり入りやすい歯科系の大学があるので、大学へ入ることよりも、国家資格をとることを重視。そのために、どんな予備校などがあるか、ということを調べた方が得策かと思います。(違っていたらすいません、医療専門とかではないので、あくまで個人的な意見です)

すでに、お子さんがどういった方向へ行きたいのかわかっているご家庭は、本当にラッキーだと思います。目指すべきゴールが定まっているわけですから、そこから逆へと辿ってくれば、どの学校がいいのか、そのためにはどの塾がいいのかなど、今やるべきことが具体的にみえてきます。うちの子どもは「まだわからない」そうなので、今、親としてどんなフォローが必要なのか把握できず、歯がゆいばかりです(汗)。

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